先日偶然ハローワーク時代の職員だった人に会ってしばしお話をした。その方は温泉オタクで至る所の温泉を巡り歩き情報量は豊富な人、以前もその方のお勧めで鳴子の先の中山平温泉に行き良い泉質だったことから、またお勧めの温泉があるので一緒に行こうという事になり平日でないと混雑して無理との事で、本日行ってきた。秋保共同浴場がそこだった。温泉が一杯ある秋保で源泉かけ流しは2ヶ所しかないそうだがその一つだそうだ。小さな建物で湯船は4人入るのが精一杯の小さな浴槽。脱衣所と浴槽しかない簡素な作り。300円の入湯料を払い入る、湯はたいそう熱いと聞いていたので恐るおそる足を入れてみたら熱いが何とか入れそうなので入ってみた。癖のないさっぱりとした泉質で無臭、さすがに温泉だと感じられるいい湯だ。地元の常連と思われる人たちが4名ほど入っていた、よけいなことはしないでがただ湯に浸かるだけ、温泉とは本来そういうものなのだろうと思わせる。二回ほど湯船につかり浴場を出たがしばらく体中ポカポカして湯冷めしない。今日は外気温が下がってきているので源泉から流れて来るうちに自然に温度調整され極端に熱くなかったそうだが、夏や秋ごろまではさめにくいので熱くて入れないくらいだそうだ。地元の常連はこれを薄めずに入る事を温泉通としているらしい。近くの有名な大ホテルに宿泊した人達も此処を知っている人達は入りに来るとかで今日もご婦人の団体らしき人達が入りに来ていた。久しぶりに温泉らしい温泉に浸かった。はたして効能は何時現れるのやら。
何の変哲もない目立たない浴場、知る人だけが知る処