症状
虚弱。 失神。 呼吸促迫。多くの症例において、右室流出路障害によって左側心基底部で収縮期駆出性雑音が聴取されるが、血液粘稠性が高い場合や重度肺動脈狭窄症では聴取されないこともある。
多くの症例でチアノーゼが認められる。チアノーゼの程度は短絡の方向と量に依存している。右室流出路障害が軽度な場合、短絡の方向は左室から右室に向かうためチアノーゼは認められず、病態生理は心室中隔欠損単独と同様である。
動脈拍動は通常正常である。
うっ血性心不全は稀で、原因はおそらく右室によって左室への負荷が軽減されているためである。
原因
先天性。ファロー四徴症を含む単一遺伝子の異常はキースホンドで確認されている。遺伝的問題がおそらく自然発症に関与しているであろう。
大正動物医療センター 06-6551-5106