大正動物医療センター(大阪市大正区)のブログ

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学べるワンニャン語クイズ

2015-03-30 11:22:45 | コラム
学べるワンニャン語クイズ


問題:ワンちゃんは、左の図のように首の辺りを掻く事があります。この行動は、痒い時以外にも、掻く時がありますが、それは、どういう時でしょうか?(答えは右下です)

①.退屈な時  ②.攻撃態勢にある時   ③.緊張している時


プチ情報

ワンちゃんって、人の表情がわかるのです。

ウィーン獣医科大学の研究者が、ワンちゃんが人の表情を見分けられることを明らかにしました。
発表された論文によりますと、ワンちゃんに、同じ人の笑顔と怒った表情の顔写真の上半分もしくは下半分だけを見せて、見分ける訓練をさせた後、訓練で使った写真の人とは別の人の写真を使っても笑顔と怒った顔を見分ける事が出来たそうです。
今回の論文では、ワンちゃんが人の感情を理解している事までは明らかに出来ていませんが、驚きの結果ですね。


話を聞くワン!

アメリカでは、ワンちゃんを使ったセラピープログラムがいくつかあります。その中に、ワンちゃんに本を読み聞かせるというものがあります。
このプログラムはワンちゃんのためではなく、緊張したり文字を読むのが苦手な小さい子供のためのプログラムです。
そういった子供は、大人やクラスメイトからのちょっとした指摘をされるだけで心が傷つき、ますます苦手になってしまいます。 
そういった苦手意識を克服するために、ワンちゃんに側にいてもらい、聞き相手になってもらうというものです。
アメリカでは訓練を受けたワンちゃんが行っており、日本でもそういうワンちゃんを使ったプログラムが行われるかもしれませんね。



しぐさと行動で分かるネコちゃんの気持ち

自尊心が強く、人に媚びないようなイメージのネコちゃんですが、感情をボディーランゲージで伝える表現力豊かな動物です。

・喉をゴロゴロ鳴らしている時
「機嫌が良いとゴロゴロ鳴らす」と聞きますが、よく音を聞いてみてください。
ご機嫌の時とは違って、喉の奥で響いているような音がする時がありませんか?
その音は不安な時や機嫌が悪い時に鳴らす音です。
そういう音を聞いたらたら、何が不安を取り除く努力をしてあげましょう。

・叱った後に目をそらして、知らんぷりしている時
このしぐさは、機嫌を損ねて知らんぷりしているわけではなく、叱られて降参している事を示すために目をそらしているのです。そのため、しばらくするとネコちゃんからペロペロなめてきたりします。それは「ごめんなさい。許してください」という感情表現なのです。
このように、ネコちゃんのしぐさから気持ちが分かると、より一層ネコちゃんとの暮らしが、良いものになりますよ。


クイズの答え:③緊張している時。緊張で固まってしまった体を掻くことで全身をほぐし、緊張を解こうとしているのです。


  大正動物医療センター
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〒551-0003 大阪市大正区千島2-1-7
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大正動物医療センター ニュースレター

2015-03-30 10:59:50 | コラム
予防の季節が近づいてきました!

冬も終わる時期になり、今年も予防の季節が近づいてきました。
ワンちゃんは、フィラリア、ノミ・ダニ、狂犬病予防、
ネコちゃんはフィラリア、ノミ・ダニの予防を始めましょう!


フィラリア症について

「フィラリア症って怖い病気なの?」 ⇒ 「怖い病気ですが、予防できる病気です。」

フィラリア症は、蚊が血を吸う事によりワンちゃんからワンちゃんへと媒介し感染していく
病気です。地域によっても異なりますが、年間100頭に1頭は感染し、予防を
しない状況を続けると3年目で92%のワンちゃんが感染するというデータが
出ております。フィラリアは、一度寄生すると血液の流れが妨げられ、
様々な障害が発生し死に至る場合もあります。しかし、しっかり検査をして、予防
をすれば大丈夫な病気です。


「フィラリア症ってネコちゃんもかかるのですが?」 ⇒ 「はい。かかります。」


蚊はワンちゃんだけの血を吸うわけじゃありません。ネコちゃんの血も吸いますので
ネコちゃんも感染する事があります。最近まで意外と知られていなかった
ため、10頭に1頭が感染していたというデータも出ています。怖いデータですが、
ワンちゃんと同様にしっかり予防が出来る病気です。


ノミ・ダニについて


厚労省が注意喚起中です!引き続き予防をしましょう!

2013年1月にニュースなどで話題になりましたが、野外のマダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」感染症について、厚労省が注意喚起を呼びかけています。原因となっているマダニは、全国的に分布していて、ワンちゃんに寄生していることも、
よく見かけます。これもノミ、ダニ対策の薬を使えば防げます。


狂犬病について

「狂犬病って撲滅されたのに必要なの?」 
⇒ 「海外から来た動物を通して感染する事がありますので予防が必要です」


日本では、予防接種が義務付けられたことにより、40年以上前に撲滅されました。しかし、
世界では、まだまだ発生率が高い病気です。
そのため、海外から来た動物を通して感染する危険性があるため、海外との距離が近くなった今だからこそ、より一層予防が必要になっています、しっかり予防接種をしましょう。


詳しくは、大正動物医療センターまで
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春は予防の季節です

2015-03-16 09:51:46 | コラム

狂犬病の予防とともに、フィラリア予防の準備が必要です


フィラリアの予防方法


予防は5月末から11月末までの間、月に1回お薬を飲ませて、子虫を駆虫します。
 飲み薬を嫌がるワンちゃんには、ノミ、お腹の中の寄生虫についても同時に予防することができる、レボリューションという滴下タイプのお薬がお勧めです。
 狂犬病の予防接種や混合ワクチンの接種も同時に済ませることもできます。
5月末から11月末までの1シーズン分を一度にご購入頂くと、予防薬代金を5%割引させて頂きます。
フィラリアの予防が必要とされる期間

フィラリアに感染しているワンちゃんが知らずに予防薬を使用すると、重大な副作用が生じる可能性がありますので、服用前には必ず感染の有無を調べる血液検査が必要です。


また、年に一度の健康診断の血液検査もいっしょに済ませる、飼い主さんもたくさん居られます。
お時間のない方は、検査結果の後日発送も可能ですのでお気軽にご相談下さい。


☆ 採血が一回で済みます ☆ 普段よりも割引料金 ☆
4月初旬から5月中旬までの間にご来院ください。



フィラリアとは?


ワンちゃんの心臓に寄生する、30センチ位の長さの素麺のような形をした虫です。
フィラリアは、蚊に刺される時に、子虫がワンちゃんの体内に侵入することで感染します。
感染後、約半年ほどするとワンちゃんの心臓に到達し様々な障害を引き起こします。


大正区では、昨年、室内飼育のワンちゃんがフィラリアに感染しました。

フィラリアに感染して病気が進行したときの主な症状は?



フィラリア症になってしまった場合の治療について
 治療は、ワンちゃんの年齢、寄生状況などから、ケース・バイ・ケースで処置が施されます。
発症したワンちゃんに体力がある場合は、フィラリアを駆除する処置がとられることもあります。
 しかし、駆除薬を投与した結果、死滅したフィラリアが肺の血管にどんどん詰まっていき、かえって病気を悪化させることもあります。
 一方、急性の悪化症例の場合は緊急に虫を取り出す手術をおこなわなければいけません。
 成虫の駆除や手術に耐えられないと判断された場合は、症状に対する対処療法を終生行い、寄生フィラリア数の自然な減少を期待することになりますが、病気は確実に進行していきます。

最善の選択は、そもそも寄生させない事です!



詳しくは、大正動物医療センターまで
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