大正動物医療センター(大阪市大正区)のブログ

大阪にある大正動物医療センターのブログ

動物の血液バンクシステムについて

2009-11-12 19:28:33 | コラム

Img_0126web_2

今年3回目の献血をしてきました。この10年で17回目になります。献血をするたびに思うことは「動物にもこのような献血システムがあればよいのに」ということです。

血球には寿命があり一般的に採血した血液は3週間で使用しなければなりません。人の場合は常に供給不足のために採血された血液は検査の後すぐに輸血に使われるのだと思います。ところが動物病院では立て続けに血液が必要な場合もありますが、2~3ヶ月も必要としないこともあります。このため人のようなネットワークシステムがない動物病院の場合、折角保存しておいた血液が無駄になってしまうことになります。ですから輸血が必要となった場合、病院やスタッフ、あるいは飼主さんやそのお知り合いの動物からレピシエントに適合した血液を採血します。また時間的に余裕がある場合はドナー登録をして頂いている動物から採血をさせて頂いています。

アメリカにはオキシヘモグロビンという代用血液製剤がありますが、効果期間が1.5日と短い上に、非常に高価です。その上この製剤が牛由来の成分を使用しているため、BSE発生以来日本への輸入は大変難しくなっています。

いずれにしろ日本にもオフィシャルな血液バンクシステムの構築が必要です。

大正動物医療センター http://www.taisho.animal-clinic.jp/


動物愛護フェスティバルが開催されました

2009-11-09 11:34:05 | コラム

毎年大阪城公園太陽の広場で開催している動物愛護フェスティバルが11月8日(日)に秋晴れのもと多くの市民と動物達が集まって盛大に開催されました

参加いただきました来場者の皆さん また何ヶ月も前から準備をしていただきました関係者の皆さん 誠にありがとうございました 主催関係者の一人としてお礼をもうしあげます

今年も警察犬や盲導犬のデモンストレーション、アジリティードッグの実演競技、動物健康相談、しつけ教室、ブラスバンドの演奏、チアリーディングの演技など朝から夕方まで色々なプログラムがぎっしりと組み込まれ、獣医師会やその他の関連団体によるブースも盛況でした

Webhimg0040

この地球上で人類が生きてゆくためには、あらゆる動植物との共生が必要です

私たち人間が動物とふれ合うことで、人は動物に動物は人にというように、お互いの心身に色々な良い影響を与え合って生きています

例えば、子供たちには思いやりや、やさしさ、ルール、生命の尊とさなどを体感、体得させ、生命倫理や情操感を植え付けてくれます

高齢者の方には、生き甲斐を与え、老化の予防ともなります。また働く人たちのストレスや孤独感を解消してくれるという役目も果たします

一方、動物は人に愛され適切に飼育されることによって、健康で幸せな生涯をおくることができます

毎年この行事を通して動物を飼っている方、また飼ったことのない方にも少しでもこの思いを伝えたくて開催しています

どうか来年も起こし下さい

大正動物医療センター http://www.taisho.animal-clinic.jp/


平松大阪市長にお会いしました

2009-11-09 11:04:00 | コラム

Himgweb0031_2

11月6日(金)に帝国ホテル大阪で開催されました「平松市長を囲む懇親会並びに講演会」にご紹介を受けて大阪市獣医師会会長と出席してきました。

講演会では平松市長の誠実で暖かい前向きな大阪の街づくりのお話を拝聴し感銘を受けました

Himgweb0035 

懇親会では橋本府知事もお見えになり お二人で固い握手をされていました

Himgweb0039 

また我々も市長と親しくご挨拶と名刺交換をすることが出来ました

この市長なら大阪を変えることが出来ると確信をしました