多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

キュリオス 大阪開幕公演( ^∀^)

2018-07-27 21:49:16 | キュリオス

いい天気ですね〜
暑いのでぶっちゃけ「雲一つ増えて欲しい晴天」なんて言ってたら
公演後大雨になるというオチになりました。
昨日、見にこられてた皆さん、ごめんなさい。私が余計な願いをしてしまいました(^_^;)

さてと!
気を取り直してキュリオスの話をしましょう。
簡単に言うと
舞台全体という視点でものすごい豪華なショーに仕上がってます。
そういう意味でまだ観てない人は期待していいと思いますし、見る価値があります。
ただこれといって強く印象付けられる演目がないのが欠点です。
1万円以上払って見ると考えた時に、サーカスの演目らしい演目が出てこないという感じです。
言うなれば
コルテオをゴージャスさをそのままに、物語を万人受けするように明るく作って
ただあんだけ豪華な演目は集められないので演目をダウンさせた感じです。
コルテオがかつて名古屋で空前絶後の大ヒットをしてた印象があるので
ひょっとすれば名古屋で再び前日から当日券に並ぼうとする人が現れるかも、、、って思いました。

OVO、TOTEMときてKURIOSを見た時、一番思ったのは
円形ステージとその上、つまりテントの天井までの空間をフルに活かしきったショーになっていて
それをツアーショーで可能にした技術スタッフが凄いということ。
TOTEMも凄い部分はあったんですが、いかんせん空間的じゃなくてテント内の体積の大部分が
遊んでしまってる感じがしたんですよね。
TOTEM→KURIOSで成長させてるつもりはないんでしょうが、私の中では
その部分のパワーアップがいい意味で期待を裏切られてすごく満足できるものでした。

ではキュリオスはどんな人にオススメかというと
①サーカスというより舞台芸術が好きな人(演劇やミュージカルなどなど)
他分野の人が見ても圧倒される舞台が出来てると思います。
②サーカスを観たことない人
ようはこのショーの弱点は演目一つ一つにあるんですが、ではだからといって
しょうもない演目ってわけじゃないです。今現在、サーカスってそこまでメジャーな分野ではありませんが、
だからこそそうやってサーカスを観てない人には十二分にすごい演目だと思います。
サーカス離れが逆に味方するショーです。
これまでサーカスを観たことないけど、世界で絶賛されているステージは見てみたい。
そんな方にはものすごいおススメです。
③チャレンジングなステージが観たい人
これをこんなでかいテントでやるんやって思うような演目もあります。
好き嫌いは分かれそうですが、挑戦そのものを否定する人はいないと思います。

逆に
今までサーカスを見てて、その上で見たことないようなめっちゃすごいアクロバットが見たい!って人はあまりはまらないかもしれないです。

私自身はというと、もう何度か見てみようかなって思ってます。
ちなみに口が悪い私は「しょぼくて明るいコルテオ」とか今は言ってます(笑)

というわけでキュリオス大阪公演開幕おめでとうございます!
歴史的猛暑の中ですが、安全に全公演が行えて大繁盛するように祈ってます。

なお今回からフィナーレとかで写真撮影ができるようになりました。
ただ、アナウンスで合図に従ってくださいって言われますが、合図は

こんな感じで出るんで、ちょこっと気にしといてください。


こっから先は少し毒も入ってるんで、そういうのが笑える人だけで。
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《演目》

⑴ カオスシンクロ1900
カオス、、、まあ確かに。
⑵ ロシアン・クレードル
よくある演目ではありますが、日本の今ある3つのサーカスではやってないので
そういう意味ではいい機会かも。
⑶ エアリアル・バイシクル
吊るしているのが自転車と。。。
せっかくなんだからソロの自転車の演技でももっと組み合わせれば、、、
なんて自転車だからこそ思ってしまった。
エアリアルフープやからってフラフープするわけじゃないのにね。
ちょっと私がひねくれてる。
⑷ 透明サーカス
面白いような面白くないような、、、、
⑸ コントーション
スピード感があって、オーソドックスなコントーションでイメージする演目とはまた
違った感じに仕上ってて面白いんですが、何か足りない。
そう、コントーションならではの気色悪さがないんですよね〜
そういう意味ではクーザの方が好き。
⑹ バランシング・オン・チェア
私の周りの評価がめっちゃいい演目です。
上下で鏡で映し出されたような演出は確かにおもしろいし、
そんな見せ方を可能にした技術スタッフさんはすごい。
ただバランシングオンチェアとして見ると不満だらけで、見所に欠ける気が私はします。
せっかくテーブルで食事シーンから始まるんだから
椅子の下はワインボトルを4つ並べてその上にボールを置いてそこに椅子を載せていくとか。。。
⑺ ローラ・ボーラ
この演目のソロトラピス並みに空中で振った状態でローラーバランスをやるのは凄いと思った。
空間を最大限に活かしたバランス芸。通常は縦方向だけなのにここに別次元が加わってて
本当に面白い演目って前半最後の演目にしてめっちゃ興奮してました。
演者さんはこういうバランス芸を別のところでずっとされてたんでしょうかね。
こういう知らない芸に出会えるからやはり見られるショーは積極的に見ていこうって思います。

⑻ アクロネット
この演目もなかなかの演目です。
コルテオのパラダイスを少し思い出すような要素のあるトランポリン演目。
ただし、トランポリンではなく反動をつけるのは円形ステージ全体に張られたネット。
空中ブランコのセーフティーネットを思い浮かべて貰えばいいと思います。
それをあれだけの大きさで張り、トランポリンのように利用できるように
常設劇場かと言わんばかりの設備でセットされており、さらにその反発を調整するのを
演者同士のタイミングで行なっているような感じ。
コルテオのパラダイスほどの派手さも圧倒感もないんですが
この演目はステージの技術スタッフと演者の見事なタッグが生み出した
ここのための演技だ!って感じさせてくれる素晴らしい演技でした。
⑼ コミックアクト
・・・・・
クラウン好きの友人と一緒に見て感想を聞いてみたい。
そもそもクラウン好きとかじゃない私には、、、
そう、この演目の魅力は私の理解を超えたところにあります!
これが一番“安全な”感想
⑽ エアリアル・ストラップ
オーソドックスなサーカスアクトですが、ダブルならではの交差や、使うロープを取り替えての
ムーブメントなどオーソドックスでありながらも興味深く楽しめる演目です。
(11) ヨーヨー
ノーコメント。
そのうちけん玉とかも演目になるかもね。
(12) シアター・オブ・ハンズ
雑技でも昔から影絵とか映し出すような演目があったり
最近だとドラグーヌのダイショーだったかな。砂絵みたいなのを映し出して魅せる演目があったりしますが
こういう演技を取り入れるのもブームなんですかね。
(13) バンキン
ZEDとは全然違う演出と雰囲気での演技。
客席まで利用しての演技は日本公演では珍しいでしょうか。
ステージにも立体をつけて同じ演目ではない演目を作り上げてます。
(14) フィナーレ
なんかここ最近、ショーのフィナーレがどれも似たような感じになってて気になるんですよね〜
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コメント (7)
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