田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

小山市長の退職金、4期務めて1億円!!!

2012-07-21 03:02:47 | 政治
全国版では話題にもならない小山市長選挙運動も最後の1日となった。現職市長も含め3名の立候補者が政策を論議するが、公約が多すぎて焦点が絞れない。各地方自体どころか、国家でさえも財政危機に直面している。あるテレビ番組で「悪夢のシナリオ、ギリシャ化する日本」という特集があった。童話のアリとキリギリスを引き合いに出して、民間の労働者がアリさんたちで、太ったキリギリスが政府の高級官僚たちだと言い切る。国家的な財政難に悩んでいる国々は、庶民というアリが高級(給)官僚を筆頭とする国家公務員というメタボ症候群キリギリスを太らせているという図式だ。

世界の公務員給与ランキングを見て驚いた!! なんと日本は公務員天国である。民間サラリーマンの平均給与との比較において、他の先進諸国が1.2倍~1.4倍(イタリア他)というのに、日本は何と2.3倍で世界一となってしまっているようだ。貧しい日本の平均サラリーマンが、公務員を必死で支えているのだ! 

その公務員のトップが首長である。たた4年(1期)で退職金2千万円、4期勤めあげれば1億円。宝くじより確実である。この庶民にとっては高額な退職金を、大久保陣営の支持者たちは小山市の予算に対して僅かな金額であると弁護する。退職金もでない中小零細企業の労働者たちにとって、2千万円は夢のまた夢である。宝くじを買う以外に方法はない。
大阪市長も退職金の大幅減額により少しでも財政難に貢献しようとした。県内では大田原市長が退職金の削減や辞退を公約して当選している。ちなみに、古い話になるが、あの小泉首相の退職金は659万円だったそうである。庶民派の首相でしたが、退職金も一般サラリーマン並みだったのですね。

そもそも退職金なんて誰が考えたのか知りたくて、世界百科事典をめくってみた。ここには、「隠居する武士に退隠金、永年勤続ののちに独立する商家使用人に<のれん分け>と言うように、長期間の在職に対する有形無形の給付を行う慣行があった。」とある。
さらに、
「明治以降は熟練労働者の長期確保のために、在職年数に応じて在職年数が2倍だと退職金は4~5倍になるような退職金が支払われるようになった」
「昭和初期の不況・減員期には失業保険制度がなかったこともあって、解雇を円滑に行うための”解雇手当”(会社都合退職金)を制度化した。」と記載されている。
たった1期4年の市長職に、そもそも退職金の定義があてはまらない。市長に退職金制度があること自体が不可解である。

明日の日曜日が投票日、市長が1億400万円を退職金として受け取るのは当然の権利、その為に市民税を喜んで払っているという有権者は、現職市長に投票するのでしょう。

自分の払う市民税から1億400万円の退職金を負担(ごく、ごく一部にすぎなくても)するのは嫌であるという有権者は、現職市長にノーと言うべきである。選択肢はひとつ、退職金辞退の宣言をした勇気ある新人候補、みんなの党わたなべよしみ代表も覚悟の人と認める小山市の若き新人候補「高橋しゅうじ」に貴重な一票を託すべきである。おやま市民の常識に期待する。