田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

抗がん剤治療の開始1週間

2012-09-16 08:36:01 | 体と健康
昨日までは車椅子で移動しながらも骨折の痛みも我慢できる程度であったが、夜中に左足大腿部に激痛が走り目が覚めた。まだ夜中の2時である。テレビの巨人阪神戦を見ながら夕食を済ませ、夕食後の薬を飲み終わって9時前には床に就いた。痛む左足を毛布でくるんだバスケットの上に乗せて出来るだけ痛みを和らげる姿勢で眠りについたつもりだったが、これが裏目にでてしまった。毛布の塊に乗せた左足が眠っている間に下に落ちた際に左足をねじったか、強くあたったかしたようで痛みで目が覚めたのである。昨日までの痛みとは比較にならない痛みで再び床に就くことを諦めた。いちばん楽な姿勢であると思われる車椅子に座ってみたが昨日とは座りごごちも異なり足の付け根付近にもびりびりとした痛みを感じていた。昨日までは間違って足をひねることさえしなければ激痛が走ることはなかったのに、起きてからはどんな姿勢を保っても痛みは治まらない。単に筋を違えた程度であれば筋肉消炎剤でも痛みは抑えられると考えて足の付け根と大腿部に鎮痛消炎剤クリームを塗りこんでみた。痛みを鎮める効果はなかった。骨折部が広がったのか、骨折した骨の位置がずれて神経を刺激しているのかわからないが痛みは我慢の限界をこえてきている。三連休に挟まれた日曜日であるが、緊急外来で受けつけてもらい入院することを考え始めた。
車椅子生活であろうが、自宅にいれば病院のように退屈することもないし、気が滅入ることも少ないので自宅療養を希望したのだが、夜の睡眠時間だけは車椅子というわけにはいかない。今日まで何もなく眠れていたことが不思議である。そして、これは起きるべきして起こった睡眠中の事故と言わざるをえない。脚の痛みに耐えて興奮していたこともあり、今朝も早朝から妻と口論となってしまった。激しい非難の言葉の応酬が続き、その内容もエスカレートしていった。お互いの家族を巻き込んでの口論は延々と続いていった。人は興奮すると歯止めが利かなくなる。普段はおとなしい自分では想像もつかない意地の悪い言葉があとを絶たずでてくる。売り言葉に買い言葉で、妻も夫の兄弟を非難し始める。まさに泥沼状態である。こんなときに自分は何をやっているのかと自己嫌悪に陥いるくらい自分でも情けないくらい妻への誹謗中傷である。ひとはこんなにも意地悪になれるものなのだ。これはお互いに言えることである。妻の大きな声と共に、目から大粒の涙がこぼれる。女の武器である涙。男はこれに弱い。自分が言い過ぎたと反省して、矛先を収める。妻の涙の原因は、夫の無神経な行動が原因であった。ロールパンをまな板の上にのせて、卵サンドとウィンナサンドを作っていたらしいのだが、眼鏡をかけていない夫には目に入らなかったようで、テーブルの上に残っていたロールパンの袋から1個取り出し、無意識にかじっていた。この夫の何気ない態度が、情けなかったのだろうか、せっかく妻が準備している朝食を待たずに食べ始めたと誤解したようである。こんなにも、夫につくしているのに夫に理解してもらえない。この無神経な男は一体なんなのだろうという怒りも同時に生じていたのだろうか、大粒の涙は様々な感情をため込んで一気に流れ出した。そして、この涙が気まずい夫婦の関係を修正してくれたようである。
痛みを堪えていたとは言え、結果的に妻に八つ当たりをしてしまったことに夫は大いに反省した。
さて抗がん剤を投与し始めてから一週間になるが、夜中に汗をかくのと手のひらに違和感を感じている。手のしびれという程大げさなものではないが、明らかに皮膚の表面が自分のものでないような感覚となっている。薬の副作用であろうか?吐き気や胃が痛むといった症状は出ていないが、時折胸やけのようなものを感じたことはあった。これも副作用なのであろうか?抗がん剤の効果については2週間後に確認するという説明を受けてはいるが、左足の骨折がこれ以上悪化することを防ぐという意味合いでは、入院して経過を見るのが最善なのであろう。自宅療養を続けたいとは思うが、最悪の事態を考えれば病院で生活した方が安心ではある。昨日までは県立がんセンターを訪問して、今後の治療について相談窓口を訪れようと考えていたのであるが急遽方針の変更を余儀なくされた。とりあえずは、左足骨折の対応を優先しよう。


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