田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

まちねずみの苦労

2012-08-03 04:20:03 | 日記
さて田舎にすむことになった町ねずみのノッコの苦労はたえない。
うそっぷ童話では、町のねずみは田舎の生活に退屈するだけではない。
家の中には食べ物がないのでジャスコとか呼ばれる大きな倉庫まで遠出せねばならない。
畑や家のまわりに食べ物がたくさんあったのは昔のはなしで今や田舎のねずみも食材を求めて遠出する。
ところが田舎には地下鉄も、電車もバスもない。頼りになるのは、その細い4本の足だけ。
食材を銜えて炎天下のアスファルトの上を歩くのは容易ではない。日差しの弱まるの待って町のねずみは
出かけてゆく。ああしんどいと弱音を吐きながら、歩いてゆく。歩き続ける町のねずみの苦労は絶えぬ。

この暑さの中で徒歩で買い物に行くのは大変なことである。徒歩以外の移動手段を持たぬ自称山の手育ちの主婦は毎日の買い物で苦労する。都会の便利さが懐かしく思い出される。なんでこんな苦労をしなければならないのと言わぬがはなの愚痴も出る。いいたかないが聞いてちょうだいと主婦は夫に語りかけ。あたしゃペーパードライバー、車に乗れぬがなぜ悪い。自転車乗れぬがなぜ悪い。住みたかないわよ田舎には。よしいくぞうの、歌じゃないけど、何にもない。スーパーない。買い物行くにもバスがない。自転車あっても乗れません。わたしは何も悪くない。ああ、その通り。

田舎暮らしを強いている妻には全く申し訳ないと思っている。毎日の買い物も大変な重労働である。買い物袋をさげて30分以上も歩き続けるのは楽ではない、ましてこの暑さである。昨日は夕方まで待って買い物に出かけたようで、夫が帰宅した時間には夕食の用意ができていなかった。夫は、これから食事をつくると言われた。言い訳のように妻は買い物の苦労を夫に訴えた。夫は黙って聞く。車や自転車での移動手段を持たない妻の苦労は夫に伝わらないとでも思ったのだろうか、その後も自分に非はないと田舎暮らしの不便さを語り続けた。田舎に住むということは、そういうことなのだろう。スーパーやコンビニなどなんでも歩いてゆける距離にあり公共交通機関に恵まれた便利な都会の生活を犠牲にするということなのであろう。車移動という手段をもつ夫は、その不便さを身にしみて感じることはないが、妻の体験を通じて改めて田舎暮らしの不便さを思い知らされるのであった。

まちねずみ
働きすぎず
(のんびりと)
待ちねずみ

町のねずみさんには待ちのこころが必要なようだ。無理をしないで、苦労しないで田舎の生活を送ってもらいたい。


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