おはようございます、こんにちは、こんばんは。ちみかなです。
先月号のナンプレファンに掲載された、今井洋輔さん考案のバラエティナンプレ
「9探しナンプレ」。結構好きだったりします。今月号では掲載されていません
でしたが、あの号限定のバラエティナンプレだったのでしょうか。
悲しみに暮れる中、本誌で解けないなら自分で作っちゃえという心意気のもと、
作ってみました。矢印も点対称配置にしています。さぁどうぞ!
……とまぁ、ここで終わっていいのですが、ここからはどうでもいい話。
上の赤い○のマス、少なくともどちらかに「7」が入ることが解き始めの時点
で確定しています。
なぜか。
実はナンプレがきちんと――唯一解として解けるには、解く前の盤面で1~9
のうち8種類以上の数字が出ていないといけないのです。ノーマルナンプレは
必ずこの条件が当てはまりますので、信じられない方はお手元のナンプレで確
認してみてください。バラエティナンプレの場合は他の制約でより少なくでき
ます。
本問の場合、明らかになっている数字の種類は1~6の6種類です。また、矢
印の先には必ず9があります。ということは、矢印上の数字のいずれかに「7,
8」が入らなければこの問題は唯一解のナンプレとして成立しません。しかし、
どの矢印にも「8」をいれると、「9」が枠外に出てしまいます。ので矢印に入
る数字は「7」です。どこかの矢印には「7」が入ります。そして、「7」を入
れても「9」が枠外にとびださない矢印こそ、赤い○の二つなのです。
なお、本問はそんな考え方をしなくても、解けるようになっています。当初はこ
の考え方を取り入れないと解けない問題を作ろうと思いましたが、唯一解を前提
とした手筋はあまり好まれませんし、それ以外の数字を入れると(答えが定まら
ないのでなく)破綻してしまう問題を作るのが大変ということもあり、普通に解
いても解ける問題にしました。
画像はナンプレ(9探しナンプレ)です。カンペンはこちら。
(矢印は入っていませんので、ブログの画像をみつつ補完してください。お手数をおかけします)