てくてく歩く ぷくぷく笑う 

自分の歩幅で、自分の速さで歩いていこう。今日はどんな日、明日はどんな日。毎日てくてく、こつこつと。

咲いても、散っても美しい

2008年04月09日 07時34分01秒 | 思い出
桜という花は、本当に美しくも儚い花だ。

春になり、花が咲くと「あ、ここに桜が」と思う。
それ以外は、存在を忘れてしまう。
特に、山桜はあの木々の中に、淡い雲のように浮き立つ。

私が好きな桜は、散り際の桜。

枝に花が残り、そして地面にまでその美しさの翼を広げている。

 いつだったか、宮崎県の北浦町に取材に行った時。
 雨上がりの道は、一面桜の花びらに覆われていて、まるで花びらの絨毯だった。

そこに、どこからか3人の女の子たちが、キャーキャー言いながら自転車で現れた。

「こんにちわー!」
 ニコニコ以上の笑顔を振りまきながら、道の向こうへと消えていった。

  何だか、桜の一生を見たようだった。

 この写真は、仕事場近くの駐車場の前の、お寺の桜。
  美しかった。