てくてく歩く ぷくぷく笑う 

自分の歩幅で、自分の速さで歩いていこう。今日はどんな日、明日はどんな日。毎日てくてく、こつこつと。

このピアノを弾くことになりました

2008年11月19日 19時04分44秒 | 音楽
前にここに掲載したことがある、このピアノ。

大正時代のピアノ。

ピアノの蓋はからくり仕掛けになっていて、2段仕掛けで開く。

鍵盤は、象牙。

白鍵全てを、鍵盤の途中でつないでいる。


弾く場所は、宮崎市の自然休養センター。温泉です。

宮崎のNPO法人宮崎文化本舗が運営している。

ここの宮崎文化本舗自体が、かなりユニークで力のある団体だが、センターの支配人もかなりユニークだ。

そこで、ピアノを弾く。
温泉。だから年配の方が多いけれど、週末は家族連れも多いという。

童謡とか・・。と言われたので、早速選曲しよう。


この話を支配人から聞いた後、温泉に入った。

入りながら・・・何を着て弾こうかと考えた。
あのピアノの場所だと、お客さんに背中向けて弾くことになる。

背中・・・う~ん、何か編みこみのセーターで・・「風 空」とか書いたら暴走族みたいだし、「宮崎はここじゃが!」の模様は、地元じゃ受けないし、「ただいま独身中!?」 。。。もまずいし。

 まずは、選曲だ。


しかし、学生の頃は試験の結果とかコンクールの結果とか、数字や順位ばかり気にしていたけれど、今になって人に「聴きたい」と言われるようになって、とてもうれしい。あんなに眠っていたのに。。目を覚ましてくれたのは、方々だ。苦難とか、不信とか、諦めの裏に、こんな幸せが隠れていた。