アルツハイマー治療薬 米承認 2021年6月8日
昨日、アメリカでアルツハイマー型認知症の根治治療薬と期待されている薬が承認されました。
治験では軽度認知障がいや軽度アルツハイマー型認知症に効果があったとのこと。
日本には約400万人軽度認知障がいの方がおられます。
この薬は点滴であり費用も高額になる事が予想されます。
投与の前にPET検査も必要であり、誰に投与するかという問題も出てくることが考えられます。
しかし、どんなに問題が山積みであれ、このような薬が開発された事は喜ばしい事であり希望となります。
私は訪問でリハビリを提供する仕事をしています。
昨日、アルツハイマー型認知症の方へリハビリを提供していました。
認知症や高次脳機能障がいの方は病気によりどのような変化が起こったか知る為に
病前の性格も聞き取るようにしています。
その方の奥さんに旦那さんは病前はどのような性格でしたか聞きました。
すると「くよくよはしない人でした。」
アルツハイマー型認知症と診断された時、奥さんがうつ病になってしまったそうです。
その時当事者の旦那さんは「俺が認知症になったのに何でお前が先に落ち込むのか」と笑い飛ばしたと言います。
それから先、現在進行形で大変な日常を過ごされいます。
私が毎週訪問すると毎回、初めましての挨拶をしています。
医学が発展してリハビリの仕事が無くなればいいと本気で思います。
今回の薬が私の担当のご利用者に投与されるかわかりませんが、それまでの間全力でサポートしたいです。
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