言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

野点

2020-05-31 07:29:00 | 日記
人間は知覚と適応を繰り返して生活しています。

例えば、膝の上に手を置くと、初めは膝に手を置かれた感覚を脳は知覚します。
そして、ずっと手を置いておくと次第に手に触られいる感覚を感じなくなります。
これを適応といいます。

大きな音や嫌な匂いでも適応は起こります。

反対に知覚したい時やさせたい時は同じ刺激の中に知覚したい刺激を混ぜると知覚しやすくなります。

例えば、上を向いて寝ているとします。布団が背中に接している感覚は適応してなくなります。背中の右上が布団と接している事を再度知覚するには、背中の右上の所に、背中と布団の間に何か物を挟めば、それを背中が知覚して、物を外すと布団との接する感覚を再度知覚します。

これはリハビリでよく使う方法です。

毎日の行動も同じ事が言えると思います。

私は家の中でお茶を飲む習慣があります。

もちろん美味しいと知覚します。

昨日は公園へ行き、飲みました。

同じお茶なのに、凄く美味しかったです。

座る場面、見える景色など環境が変わると、同じ器、同じお茶でも、器を持つ感覚、匂い、味など全ての感覚が再度知覚され直して美味しく感じたのだと思います。

時々、いつもの感覚が違うように感じることありませんか?

あれ?妻ってこんなに美人だったかな?
あれ?今日はビールがあまり美味しくない。
あれ?昨日までここにあった建物なくなっているけど何が建っていたっけ?

私はよくあります😊

適応して知覚が鈍くなり、再度知覚したら新鮮に感じる事ができるんです。

毎日同じ事を繰り返していると感覚が鈍ります。

鈍らせないためには、同じ事を繰り返さず違う知覚を間に挟むか環境を変えることが大切です。

私は今から朝風呂に入ります。

毎日夜に入っているのでたまに朝に入ると格段に気持ちがいいです。



コーチ カーターをみて(映画)

2020-05-30 07:56:00 | 映画
コーチはアメリカの高校のバスケットボール部のコーチのこと。

カーターは名前。

あらすじは簡単に言うと、できの悪いチームをカーターコーチが愛情たっぷりに人間性から鍛え直し、強くなるという話

そこに、地域性や人種、親子問題など様々な要素が含まれていて大変素晴らしい映画でした。

映画の中に出てきた言葉が凄く心に響きました。

一番のできの悪い生徒にカーターは何度も問います。

『恐怖とは何だ?』

その生徒が成長しカーターに感謝を伝える場面で返答がありました。

『最大の恐怖は無力と知ることではない
最大の恐怖は自分の計り知れない力だ
恐ろしいのは自分の闇ではなく光
自分の力を隠し、周囲の者たちを不安にさせないよう縮こまっていては世界を照らすことはできない
小さな子どもらと同じように輝こう
すべての人の内に光がある
自分自身を輝かせれば、まわりの者たちも自然と輝きはじめる
恐怖から解き放たれさえすれば、まわりの者たちも解き放つことになる』

まさに子どもは、どんなに親や先生を不安にさせようが、怒られようが輝いています。

いつからでしょうか。

周りにばかり気を遣い、縮こまって生きるようになったのは。

それが大人なのでしょうか。

この言葉を借りるなら、そんな大人ばかりだから世界を照らすことができないのでしょう。

輝きを隠しているものを一つ一つ整理して、自分の光が漏れるのを恐れず、少しでも輝きたいですね。

そして自分のまわりだけでも照らすことができるようになりたいです。

ビフォーアフターコロナ

2020-05-29 06:09:00 | 日記
私の会社は6月1日より勤務体制が通常に戻ります。(もちろん感染対策は続きます)

そこで、まだ終息はしていませんが、コロナ前の自分と今の自分を比べて比較してみようと思います。

【始めたこと】
・ブログ
・ジョギング

【強化、増大したもの】
・家族の絆
・読書の時間
・休みの日のビール
・散歩の時間

【減衰して平気だったこと】
・飲み会がないこと
・ファッションへのこだわり
・仕事の残業

【今やりたいこと】
・旅行
・帰省
・県外の海や山に行きたい
※やりたいことは沢山あるが、コロナ前から考えていたことは除きます。

こうして、書いてみると大して面白くないですね😓

全体的に行動、思考がシンプルになったと感じます。

コロナが落ち着いても、良い習慣は継続します。

飲み会や残業など必然的に始まるものは自分の意志でしっかり選択をして参加します。

自分の価値観が少し整理できました。

当たり前の日常がどれほど大切で愛おしいものかわかったことも大きな気付きです。

自分の大切なものに時間=人生を使っていきます。

作り笑顔

2020-05-28 06:20:00 | 日記
私は車でご利用者の家をまわって訪問リハビリを提供しています。

移動中はラジオをかけています。

いつもラジオのパーソナリティさんに感心を超えて感動します。

明るく陽気

おもしろい

自分の言葉で伝えている

誰も傷つけない

これを決められた時間内に毎日、毎日、ミスなく遂行されています。

プロだから当たり前の言葉ではすまないと思います。

体調が悪い日もあるでしょう。

心配事もあるでしょう。


私の好きな講演家がこんな事を言われていた事を思い出しました。

『作り笑顔こそ最高の笑顔だ』

自然な笑顔は自分が嬉しい時や楽しい時に自然に現れるもの。

これも素晴らしい。周りの人も幸せになる。

作り笑顔は自分は嬉しくも楽しくもなくても、周りの人のために作った笑顔。こんなに素晴らしいものはない。

楽しいから笑顔になる。

笑顔でいるから楽しくなる。

両方とも正確ですね。

笑顔は人に移ります。

私もプロとして今日も笑顔で、元気の押し売りをしてきます(^。^)



人にとっての肥料

2020-05-27 06:13:00 | 日記
先日、夏野菜の苗に追肥を行いました。

すると、みるみると大きく成長していってます。

野菜達の成長を見ながら、水やりをしている時、ふと思いました。

こんなにグングン成長できていいなあ〜俺も負けてられないな!

『人にとっての肥料って何かな?』

一番最初に思い付いたのは、家族、美味しい食べ物やお酒です。

ん〜これは植物にとって、土や水、光に近い気がします。肥料としてはピンときません。

次に思い付いたのは、称賛や承認、ボーナスです。

これは成長した後に貰えるご褒美ですね。更なる成長への肥料にはなり得ますが、これは他者からいただくものなので、自分がコントロールできる範疇を超えます。

もっと確実に成長できる肥料はないのでしょうか。

1週間考えました。

ありました。

『勉強』です。

勉強すればするほど成長できますね?

やるかやらないかは自分でコントロールできます。

勉強とは本を読んだり、資格を取ったりと、いわゆる勉強ももちろんですが、新しい事に挑戦する=新しい事を勉強する と置き換える事ができます。新しい事に挑戦すると成長すること間違いないので、文句なしの肥料だと思います。

私は野菜に詳しくないですが、まったく肥料をやらない野菜と十分に適切な肥料を与えた野菜とでは、成長具合や実の数や大きさ、味が全然違ってくるはずです。
中には肥料がないと枯れてしまうものもあるのではないでしょうか。

人は野菜と異なり、与えてもらわなくても、『勉強』という肥料を浴びるように自分で与えることができます。

『勉強』という肥料を使い、グングン成長して、実りある人生を謳歌したいですね(^。^)