言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

変化がない幸せ

2023-03-31 22:16:00 | 日記
私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。

今日高齢なご利用者、奥さんと3人でお花見に行きました。

昨年も行きました。

ご利用者は昨年行ったことを覚えていませんでした。

奥さんは昨年と同じ話をしてくださいました。

同じ3人
同じ場所
同じ話
同じ桜

昨年同様に桜の下で記念撮影をしました。

お2人とも笑顔でした。

私はこの同じに感動しました。

来年も3人でお花見をしたいと強く思いました。

私は変化のない毎日に飽きを感じたり、成長を願い変化を望む気持ちがあります。

しかし、様々な困難はありますが同じような毎日を懸命に穏やかに暮らされているお2人を見ていると

変化のない日々こそが幸せなことがよく分かります。

高齢者だから変化が少なくことが幸せなのではなく

年齢に関係なく、昨日と同じような今日を生きられる事は感謝であり幸せなのだと思います。




恋愛のすすめ

2023-03-29 22:22:00 | 日記
今日、家族で夕飯を食べていると、中学1年生の娘が告白をしたと言いました。

ソフトテニス部の人に手紙を渡したとの事。

世の中では娘に彼氏ができたり、嫁ぐ歳、父親はショックを受けたり、複雑な気持ちになると聞いたことがあります。

私はまったくそういう気持ちになりませんでした。

むしろ嬉しかったです。

嬉しかった要因は2つあります。

①家族団欒の場でナイーブな話を娘がオープンにしてくれたから

②娘が恋愛を楽しんでいる事を知れたから

特に親が娘の恋愛事情を知る必要はありませんが、娘から話してくれるのは嬉しいです。

私にとって恋愛は自己肯定感を高め、自我の形成に大きな力になりました。

19歳の時に付き合っていた彼女に、自信のなさや、他者比較により傷ついた気持ちを打ち明けた事がありました。

すると彼女は「私が好きになったのだから自信を持って欲しい」と言いました。

私は家族や親友以外で、自分の好きな異性に承認された事により、嬉しさはもちろん、私の精神的な成長に良い影響を与えてもらえたと感謝しています。

そのような経験から娘や息子にも恋愛という素敵な経験をして欲しいと思っていました。

傷つくこともあるかもしれませんが、恋愛ほど人と真正面からぶつかり合い、受容したりされたりできる体験はないと思います。

まだ自分が固まっていない若い時期に恋愛をすることは本質的なコミュニケーションを学ぶ良い機会となります。

甘酸っぱい青春を謳歌して他人の気持ちがわかる素敵な人になって欲しいです😊

胃瘻のメリット

2023-03-28 22:44:00 | 伝えたいこと
私は言語聴覚士として、訪問してリハビリを提供する仕事をしています。

リハビリの卒業には3種類あります。

 リハビリの必要がない程度まで回復する
②亡くなる
③リハビリを希望されなくなる

よくあるケースは②③です。

今日、レアケースの①を経験させていただきました。

その方は新型コロナウイルスに感染して入院されました。89歳の男性です。

入院中に弱り食事が摂れなくなり胃瘻(胃にチューブを入れそこから栄養を入れる)を造設されました。

入院中にリハビリによりミキサー食、お粥は少し食べられるまで回復されましたが、栄養の中心は胃瘻のまま退院されました。

自宅に帰り、私が介入する目的は3つあります。

①口から食べる量を増やして、形態も普通食にもどす

②胃瘻からの栄養注入を減らす→なくして奥様の負担を減らす

③誤嚥性肺炎、窒息を予防する

①が達成できれば②も自動に達成となります。

退院されてから3ヶ月で目標を達成することができ、私の介入は卒業となりました。

目標達成できた1番の要因は

私の訓練効果ではなく、本人様の努力ではなく(もちろん努力の結果でもあります)、

胃瘻から栄養を入れるようになった事だと考えられます。

メカニズムは以下の通りです。

病気で食べられなくなる→飲み込む筋力が低下→更に食べられなくなる

この悪循環の最中にいくら訓練をしても効果はありません。訓練=カロリー消費を促すので逆効果になる可能性もあります。

ここで胃瘻からの栄養注入によりこの悪循環を断ち切り改善に至りました。

今回はご本人、ご家族の希望があり病院と在宅医療の連携が図れたので上手くいきました。

しかし、入院中に胃瘻を造り、口からは食べられないと言われたまま退院されて在宅医療に繋がらなかった方は口から食べることができないままとなります。

そういう方は沢山います。

長々と書いてしまいましたが今回の話をまとめます。

胃瘻=口から食べられない人が行うものではない
→口から食べるために胃瘻を造る場合がある
→胃瘻を造ったはいいが、そのまま退院して口から食べられるかどうか分からない状態の方が沢山いる。

今回の方のように高齢者で普通食を病前と同じように食べられるようになる方は正直少ないですが

カレーやプリン、水分など楽しみ程度の経口摂取が可能になる方は沢山います。

“胃瘻まで開けて生きていたくない”と言う方がいますが、

胃瘻から栄養を入れて元気になり経口摂取にチャレンジするケースもある事を覚えておいて欲しいです。






TORAYA AN STAND

2023-03-27 22:01:00 | グルメ
毎年妻からバレンタインに手作りのチョコレートのケーキをもらいます。

嬉しいです。

手作りのプレゼントには本当は手作りで返す事ができればいいのですが

私は不器用でお菓子や料理をお返しできるようなクオリティで作る事ができません。

気持ちがあれば嬉しいというのは新婚時代だけなような気がします。

そこで、ホワイトデーには妻が喜びそうで、妻自身では買わなさそうな物を渡しています。

今年は何にしようか悩んでいると、毎日ブログを拝読している方が羊羹で有名なとらやのあんペーストを紹介されていました。

美味しいに決まっています。
私が食べたい!

決定です。

昨日の朝に妻に食パンを作ってもらい、家族みんなでいただきました。

今回購入したのは“こしあん”と“いちご”です。

いちごは季節限定でこしあんといちごピューレが合わさっています。

食べた感想はとらやの羊羹の如く、甘過ぎず非常に美味しかったです。

ジャムと考えれば高価ですがプレゼントと思えば最適だと思います。

秋には栗も出ているようなので、贈り物にいかがでしょうか😊

心の距離を縮める方法

2023-03-26 21:10:00 | 日記
私と妻は結婚する前お互い1人暮らしをしていました。

結婚して家を建ててクローゼット部屋にはお互い1人暮らしの時に使っていた衣装ケースを使っていました。

子どもたちの衣類も増えたので、今日、組み立て式のクローゼットや新しい衣装ケースを購入して整理をしました。

妻とクローゼットを組み立てながらレイアウトを話し合っている時間は非常に楽しい時間です。

やはり共同で行う作業は精神的な距離を縮める作用があるようです。

企業の研修でレクリエーションを取り入れたり

婚活パーティーで農業やキャンプを行うことも納得がいきます。

私と妻が作業や買い物に行っている間に子どもたちは大型宅配便で届いたクローゼットのダンボールを使って工作遊びをしていました。

いつもは喧嘩が多く、テレビもよく見る兄弟ですが、今日はダンボールで家を作り仲良く遊んでいました。

心の距離を縮める手段として作業は有効なようです😊