言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

ロボットドリームズ

2025-02-10 23:11:00 | 映画
この映画は犬が主人公で全て動物で構成されており人間は出てきません。

友達がいない寂しい犬が自立型ロボットを購入します。

友達、いや友達以上の存在となり楽しい時間が流れていきます。

犬とロボットの出会いと別れ。
会いたい気持ちが実らない時間。
理不尽なルール
新しいパートナーができてからの再会。

この映画はセリフがありません(環境音や雑音、音楽はあります)

セリフがないことにより、シンプルな感情が際立ちます。

ロボットの物語ですがそれ以外にハイテク機器は出てきません。。そして時代背景は1970年代、80年代でどことなく哀愁が漂っています。
音楽もアースウィンドファイヤーの セプテンバーがメイン曲として使われており、アオハルを感じます。

アニメはジブリ映画や新海誠作品が好きですが、このアニメ映画も異なった感じで大好きになりました。

おすすめの映画です😄



アイネクライネナハトムジーク

2024-02-15 19:51:00 | 映画
伊坂幸太郎の小説を原作とした映画です。

映画紹介ではラブストーリーと書いてありますが、単純な恋愛ドラマではなく、出会いや時の積み重ねなど意味深い要素が点在しています。

1つの出会いからドラマが始まり、時間の流れにより混ざり合い結果は受け止め方次第である。

決して大きくない些細な出来事が積み重ねられ人生に影響を及ぼす。

そして、大切な人の事はどんなに近くにいても理解することは難しい。
だからこそ人生は素敵なのだ。

抽象的過ぎて申し訳ありませんが、このような事を学べる映画でした。


「どのような出会いかより、後に出会った人がこの人で良かったと思えることが大切」

映画の中に出てきた印象的な言葉です。


ちなみにアイネ・クライネ・ナハトムジーク」はドイツ語で「ひとつの・小さな・夜の音楽」という意味です。

この映画は斉藤和義さんが音楽を担当されており、出会いは駅前の弾き語りに何気なく耳を傾ける場面から始まります。

興味を持たれた方は観てみてください。


疾風ロンド

2024-01-30 21:23:00 | 映画
東野圭吾の本にハマっている娘(中学生2年生)と一緒に鑑賞しました。

サスペンス要素は低く、ヒューマンドラマ、コメディ要素が強かったです。

あらすじは

主人公の務める研究所の研究者が新種の炭疽菌を開発します。

その研究者は金銭目的で炭疽菌をスキー場に隠して、研究所に大金を要求します。
(気温が15度以上になると割れる瓶に入れてあるため雪が溶ける度パンデミックになる)

しかし、研究者はその状況のまま交通事故に遭い亡くなります。

主人公は中学生の息子を連れてパンデミックを回避すべく発信機を頼りにスキー場に探しに行きます。

公にしない大人の事情、思春期の息子と親の関係、研究者同士の裏切り、利権。地元の閉鎖的田舎の家族事情

様々な要素が絡み合い物語は進みます。

最終的にあっと言う結末はないですが完成度の高い作品でした。

スキー場で展開される映画なので、冬の時期に見るのがお勧めです。

我が家はまだ一緒に映画を観てくれるので、本格的な反抗期はまだなのか、それとも緩い反抗期なのか。

後者でありますように…