言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

親父

2022-09-25 10:47:00 | 日記
昨日の夜から兄と父が泊まりに来ていました。

父は亭主関白で幼少期は怖い存在でした。

頑固で口うるさく、エネルギッシュでした。


私が大人になるにつれ父の弱さや葛藤、母との関係など人間らしさを知ることができました。

年齢と共にコミュニケーションを重ねたことで父のことを知れたのだと思います。

父のことを知り、父も普通の人だと理解できています。

しかし、心のどこかで父には敵わないと思っているのか、お酒を飲むと父と意見のぶつけ合いをしてしまいます。

昨夜は安倍元首相の国葬の是非について言い争いました。

私はこの問題にそれほど興味は無いのですが、父の偏った意見をなんとか論破したいとなってしまいます。

理論的に論破できても、最後は私が間違っている事になり、父は絶対におれません。

最近は父も弱り、言い争いになる前に寝てしまう事が多かったのですが、

昨夜は夜中まで話ができました。

何の意味もない意見のぶつけ合いですが、

私にとっては強い父を確認してあまえたいのかもしれません。

父と一緒にお酒を飲めるのも後何回あるか分かりません。(今、74歳で年に2回ペースで平均寿命まで6年なら12回)

父との時間を大切にしたいです。

父にはいつまでも元気でいて欲しいですが、父も他の人と同じように弱り、亡くなっていく覚悟を持たなければいけないとも思いました。


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