言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

夫婦関係がうまくいく秘訣

2023-06-17 23:16:00 | 日記
少し前にVoicyのパーソナリティ(男性)が、夫婦関係はパートナーの事を初めて彼女を家に呼んだ時のように接すれば上手くいくと言っていました。

上手くいく理由は2つ

一つ目は楽しんでもらいたい気持ちで接することができる。

二つ目は期待する事がない。

なるほど。と思いました。

その人はそう接すると決めたから苦はないとの事。

夫婦関係は良好だそうです。

私はなるほど。とは思いましたが同じようにする事はできませんでした。

しかし、参考にはなりました。

結婚して長く時間が経とうが一緒にいる時間を楽しんで欲しいです。

また期待も極力減らして接することが出来ています。

一緒にいてくれるだけで嬉しかったあの頃の気持ちですね。

今日は午前中にお風呂の排水溝の掃除を行いました。

サボっていたせいで中々の強敵でした。

汚れている排水溝を見ながら、「こんなに汚い物を女性に掃除させる訳にはいかないな」と思いました。

妻にやってもらった事もありましたが、これからは私の仕事にします。

初めて彼女を家に連れてきたようにはいきませんが、何歳になっても女性(妻)には優しくいたいです。

誰のためのベストなのか。

2023-06-16 22:00:00 | 日記
私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。

今日は総合病院に入院されている方の退院前訪問に同席させていただきました。

退院前訪問とは現状で退院してから自宅で困る事がないように退院の前に自宅の環境を本人、家族、病院のスタッフ等で確認します。

必要であれば介護保険サービスや福祉用具を事前に準備します。

今回は本人様の体調が優れなかったため、主介護者の奥さん、担当の作業療法士、ソーシャルワーカー、看護師、ケアマネジャー、そして私が集まりました。

退院後、リハビリの希望があり私が担当となります。

担当の作業療法士が寝室やお風呂、トイレ、生活動線等、現在の能力に合わせてアドバイスを行われていました。

◉座椅子は低くて立ち上がれない
→椅子に変更
◉寝室は狭いため電動ベッドが置けない 
→寝室を客間に変更
◉玄関は段差が大きいため危険 
→家の出入りは掃き出しの窓から

沢山の助言から様々な事が決まっていくように見えました。

ただ、私は大きな違和感を感じました。

確かに現在の能力から考えると上記の方法がベストかもしれません。

しかし、そのベストはスタッフ側から見たベストです。

本人様は退院したら、いつも使っていた座椅子、玄関、寝室さえ変わってしまいます。

環境を調整する場合は病前行っていた日常生活がベストです。

それをお聞きして、危険を取り除くためにマストをお伝えします。

次により快適になるためにベターを提案します。

決定権は本人様、ご家族が持つのが当然です。

私は少しでも現時点で決まり過ぎないように退院してからでも危なくない項目は退院してから決めるように提案しました。

病院の業務が多忙の中、ゆっくり病前の生活の様子を伺いながら進める事は難しいのはよく分かります。

その中で沢山の職種が今回集まった事は素晴らしいです。

退院はゴールではなく在宅生活のスタートです。

余白は大切となります。

そして、その余白を退院後一緒に考えて本人様、ご家族のベストに近づけるように支援したいです。

成長を視野に入れ今を楽しむ

2023-06-13 23:12:00 | 日記
日曜日に失語症者向け意思疎通支援者養成講座にスタッフとして参加しました。

この講座は簡単に言うと、聾者を手話で支援するように、失語症者を失語症の特徴を学んだ支援者が支援する、その支援者を養成する講座です。

県からの委託で県の言語聴覚士会が運営しています。

養成講座の中で失語症当事者と関わる場として失語症カフェに受講生に参加してもらっています。

失語症カフェには家族の方も参加して、家族会を行い、情報や悩みの共有を行われています。

支援者養成講座運営側から当事者、家族にどのような場面で困り事があり、どのような支援を希望するかアンケート調査を行いました。

10名と小さいグループですが家族からの返答は私にとって意外に感じる内容でした。

簡単にまとめると、外出などは家族が支援可能だが、もっと訓練できる場を増やして欲しいという意見が多く出ていました。

もちろん、その意見は貴重であり大切です。

しかし、私の率直な感想は、コミュニケーションが不自由でも、家族と離れて外出を楽しむ事を支援する事業なのにな…。と思いました。

当事者の方の意見は大半は外出は様々な場面で困るため支援を必要としているものでしたが、中には外出は家族がいるから困る事はないという意見もありました。

当事者の方の年齢は40代〜80代で平均は50代後半です。性別は男性が多いです。

家族の方はパートナーか親です。

障がいの有無に関わらず、1人で外出したい気持ちはある方が多いのではないのでしょうか。

訓練を頑張り能力の向上も必要で大切です。

しかし、人生の時間は有限であります。

いくら訓練をして能力を高めても使わなければ意味がありません。

また、良くなってから外出すると考えてしまうと、希望通りに良くならなかった場合、外出など楽しむ時間が減ってしまいます。

成長も視野に入れながら現状でも楽しむ時間をたくさん考えて欲しいです。

カフェにこられた方々が趣味など楽しい時間を過ごされていないと感じたのではなく、

支援を受けるともっと楽しい時間が増えるかもしれないと思っていただけていないと感じ少し残念でした。

そして、まだまだ周知や実績が不足しているので頑張りたいです。





コミュニティによるキャラ変は大切

2023-06-05 21:57:00 | 日記
一昨日、昨日とキャンプへ行っていました。

私は田舎に住んでいるので、土日一泊のキャンプは移動時間が短い近場のキャンプ場へ行きます。

そうする事で準備や片付けの時間に余裕ができてゆっくり遊ぶことができます。

今回のキャンプは我が家5人と娘の友人2人、合計7人で行きました。

娘(中学生2年生)の友人と一緒に行くのは初めてです。

コロナ禍となり小学生から今まで修学旅行も含め全ての宿泊イベントが中止となっている娘。

昨日はテントを娘達だけで泊まれるようにレンタルをしました。

娘の性格はおっとりしていて、優しいです。

料理は好きそうですが、普段自分から手伝う事は少ないです。

昨日は友人がいたからか、テントの設営、料理も率先して行ってくれました。

どうも友人の中では世話焼きの頼れる存在みたいです😊

ひとは所属するコミュニティによりキャラクターが変わります。

沢山の人と出会い、様々な自分の新しい面を発見して成長していきます。

友人の中で頼られる存在であるのは親として少し嬉しく感じました。

また、家族には甘えたいのかもしれないので娘の性格に合わせて見守りたいと思います。

今回のキャンプは

・BBQ
・カレー(娘達の担当)
・チョコレートケーキ作り(ダッチオーブン)
・焚火(マシュマロ焼き、オタ芸大会)
・カートンドッグ(牛乳パックを焼いて作るホットドッグ)
・フルーツポンチ(サイダーにラムネを入れてシュワシュワ)
・森林散歩

最後に全員で鬼ごっこをして汗だくになり温泉に入って帰りました。

いい思い出になりました😊