TAZUKO多鶴子

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無償で人を育てた過去の日本

2008-08-08 | TAZUKO多鶴子からの伝言

昨日のニュースで、
あるタレントの弔辞の言葉に心に響くものが伝わってきました。
育てて貰った亡くなった漫画家への感謝の言霊。
TAZUKO多鶴子は今までサブカルチャーの事を
殆どブログで書き込むことがなかったのですが、
今日は書き込みしたい感情が沸き上がりました。
あの見事な弔辞が白紙で全てアドリブだった…という情報。
アドリブだからこそ伝わってきた心と真意だったのでしょうか…。
そして、…お笑いの世界や漫画の世界でも同じだと…

『生きる事は苦しい事や悲しい事を抱えているもので…
 でも、それをあるがままに受け入れ、決して恨まず、前向きに肯定し、
 そうする事で時間からも解放され、軽やかになり、全てに解放される…。』
そのタレントの弔辞の一部を要約した言葉です。
これは…仏陀の教え。
禅の教えだと感じました。

また更に特に心に残ったのは、
その漫画家に無償で育てられたという事実です。

「昔は皆そうだった…」
以前叔父から聞かされた言葉です。
祖父は古美術商をしていましたが、
絵描きも無償で育てていました。
その一人に私のデッサンの恩師(偶然ですが)がいました。
「これは特別な事では無く、
 当たり前に
 昔は
 力ある人間がよくしていた事だ。
 でも、今は誰もそんな事はしなくなった…」と叔父から聞かされた言葉。
今も私の心に強く印象に残っているのです。

昨日ニュースから、
何かを感じ取ってくれる人が多くいる日本であればいいのですが…。