浜松市ヤマタケの蔵を出て歩き始めると二俣川に出る
今日は春の花を探しながら歩くことにした。
春の日差しを受けて川面が光りもうすっかり春だ
美しい曲線に花が咲き自然の美に見とれる
花 花 花、春 春 春、白も赤も冴えて美しい春
どんな装飾にも負けない自然の力を見る
撮影する私も自然の美を写すがとても太刀打ち出来そうにない
早くも葉桜になっている木も見られ
時の流れは川の流れに似て過ぎ去る花も運命の流れの中
一つ咲けば一つが萎む
花を求めて私は歩く と言うより彷徨う
白は清純な高校生の初恋を想い出す
齢を経ても 若き日を思うとき 時は止まるものらしい
網目のような人と社会の柵の中で その若さは止まる
小さな花の繋がりは 私に一つの装飾を生み出そうとしている
沢山の花の群れの中の一つに焦点を合わせるのは難しい
定められた繋がりの中で咲く花も今のわたし
赤い集団も白い集団もそれぞれの運命の中で生きる
虫を求めて花は美と咲き 人は着飾る運命を見る
今 完全な美を誇る花たち
凛とした気高さに恐れ慄きながら見入る
春の陽に水も温もりながら川は流れる
貴方より先に わたしはもう直ぐ終わるのよ
散りゆく花びらの先には次の果実を秘めながら花たちは終わる
わたしはその花達からたくさんの図柄を頂きました。