「もうすぐ織り上がります」
と西尾市から通うAoyamaさん
冬に企画を始めてからコロナ禍もあってお休みも重なり春になってしまったが
春の日を受けた作品が輝いて見えた。
「もう織れないわ」
と少しおなごりおしそうな表情
完成の喜びと、もう織れない寂しさは卒業式にも似ている
織機から切り離されて織物の誕生です
この織物で何を作るか別の新たな世界が待っているのだ。
「この厚さとコシの強さなら帯でも良いわね」
「バッグの生地にしても良いよ」
「使用目的が決まればデザインも変えなければ」
教室内では織物談義に花が咲きました。
Aoyamaさんは多重織り組織から多色混合組織の不思議をやって来ましたが
次は何を織るかを決めるのはAoyama さん自身である。