TAKE-LOG 竹ログ

 秋葉山へ登る

昼飯を終えて一休み

どこかへ歩きに行こうという事になり

途中、水と行動食を買って車は天竜川を北上する

雲名(ウンナ)集落から林道を登り途中で駐車して

歩き始めるが当たりは杉の純林で景観は無しだ

ただひたすら登る、

久しぶりの登山道歩きで身体も喜んでいる

東海自然歩道の道標を確認して登る

(上の写真、切り株の黒い部分は山火事の痕跡が今も残っている)

秋葉山は火伏せの神を祀ってあるがコロナ禍の今日は

参拝者もなく二人だけの山中で熊よけの鈴だけが響く

江戸時代まで秋葉寺であった痕跡を残す寺院の石垣に

嘗ての隆盛を感じるが今は杉林に埋もれている

 

山中に突然現れたお稲荷さんの赤鳥居に驚く

人影もなく全くの山林の中のお稲荷さんだ

狐どころか熊も猪もいるので鈴を鳴らしながら登る

伐採された巨木の切り株に嘗ての秋葉山を想像する

なぜ、こんなに杉とヒノキだけの山になってしまったのか

明治以降の偏った植林政策が現在の観光にもならない天竜が出来てしまったと思う

昭和30年代に登った時は展望に恵まれた雲名登山道であったのだが

何も見えない天竜路をただひたすら登る

標高800mを越すと気温も低くまだ桜も見えた

杉の木をバックにさく山桜だ今年最後の花見となった

頂上直下の杉の巨木が本来の秋葉山である

しかし足元は御影石の石段で往時の面影もない道になっている

それでも気を取り直して頂上を目指す

ツツジのピンクが鮮やかだが、今年は開花が早いのだ

石段は続くが杉の巨木の向こうの新緑の中に本堂が見え始めた

大きな杉の木に見惚れる、これが本来の天竜美林というものだろう

妻は昭和30年代にこの道を登ったが

今は全く違ってしまった。

夕暮れ迫る山中の巨木は威圧感満載である

昔、この辺は蕗のとうが芽を出す道であったのだが

今はそれは無理だな

そして神社の門が現れ、立派な彫り物を鑑賞して一休み

「何だか怖いわ、威圧的ね」

門を見下ろすともうすぐ頂上だ

ここだけが新緑が美しい

山頂から見下ろす遠州平野

ついに山頂だ

何度かの山火事にあったが

下界に替わって秋葉山が燃えたのだそうだ


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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