私達、結婚2年目なので今日は”綿婚式”の記念日に綿に関わる事をしたいのです。
ネットで調べて”綿から糸を作り織物を織る”
織物体験が出来る竹島クラフトセンターに来てくれたのです。

最初に現れたのが植物である綿から種を取り除かないと、綿を使用しにくいので
綿の種を取り除く作業から始まります。
キー!キー!と音を立てて動く綿繰り機の動きに何百年も前にこの機械を作った人に思いを馳せて綿を得ることに専念しています。

綿婚式の祝いとして、自然や大地から綿を得ることの儀式として、ご夫婦の
最初の共同作業が進んでいきます。
「昨年は木婚式として和紙を漉いて来ました」
ご夫婦の共同作業として意味ある1日をと、今日は雨の中を竹島まで来ていただきました。

次は綿の繊維を解綿する”綿打ち作業”の体験です。
弓で綿を打つ作業です。
ビン!ビン!と弦の振動で綿の繊維が飛び解れるのです。
弓は、動物や人間を打つ道具ではありません、綿で身を守り子供を育てる道具です。

今日は昨年に収穫した茶綿(茶色の綿毛の種類)と白綿を糸車で糸に紡ぎ、
いよいよ機織りが始まりました。

それぞれ自分で紡いだ糸を織り込んでいます。
初めての手紡ぎですが見事に原始の綿を思わすような素晴らしい糸が
織機に織り込まれています。
手紡ぎした糸だけでコースターを織ることが出来ました。
難易度が高い糸作りでは厳しい言葉も飛び失礼しました。
大変なご苦労でしたが、綿婚式の意味ある素晴らしい作品が出来て良かったです。
おめでとうございます!