見出し画像

TAKE-LOG 竹ログ

作品完成は途上の一歩

「もうすぐ織り終わります」
ガス糸を立葵で染めたショールが後少しで織り上がります。
織り上がりであっても完成では無い

でも何だかそわそわする雰囲気だ。


織物は一本づつ織る毎に完成が近づく事が目に見ることが出来る
”完成までに過去の作業の部分に手を入れたい”
それが出来ないのが織物である


織り終わりの時は来た。
胸がドキドキする!、
巻き取りギアーを解いて開いて見なければわからない現実が現れて来る
”何だか怖い”


経糸にカットが入る。
ハサミで切る事も出来るが、手で縛りを解く

一房毎に儀式のように糸を解く


「出来ました」
織物の全てがこの世に現れる、過去のありのままが現れた時、
「わー!良いね〜」
周りの人から歓声が上がる

”思う通りに出来たわ”



織物に穴を開ける
一本の糸が織物を引き裂く
捩り、捻り、穴を開けた


過去の困難がこの世に現れるように織られて来るのが手織である
「あーここは糸が切れて修正した所だわ」
「ここは上手く織れてた」

この織物全てが過去を織り表しているようだ


「さー、これからが問題だわ」
Hiramatuさんが言う通り仕上げが待っている
房も作り、湯通して、織物修正もやらなければならない

身につけて完成の写真はまた後ほどに発表しよう。



蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Hiramatuさんの作品」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事