以前に三河木綿をガラ紡機で紡いだ糸で、草木染めをした糸を経糸に使用して、
バッグの生地を織り始めたが、糸が足りない!
急遽、糸を染めなければならないことになり
三河木綿の糸を寸胴に草木を入れて煮出しを始めた
この写真は、三河苅安の葉と幹を袋に詰め煮出しています。
攪拌しながら煮出すこと30分間も経つと、透明だった水に草木の色が煮出されて
色が着き始めた。草を煮出すと良い匂いに包まれます。
あれあれ、湯気で写真のピントがボケてしまいました。
抽出された染液に糸を漬け込みます。何回染めても、どんな色に染まるか
わかっていながら何時も期待と緊張をします。
おー!、アルミの焙煎液に煮出した糸を入れると、 見事に染まりました。
こちらは、鉃媒染液に入れると渋い黄緑になりました。
嬉しい!
乾かすと先に染めた糸と同様に染まったので、この糸を緯糸に使えます。
草木染めは化学染めに比べて一色ではなく自然から沢山の色素が
煮出されて染まっています。
今度はどんな草木で染めようか毎回夢見て企画をします。