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TAKE-LOG 竹ログ

アルパカを織ります2

一通りの平織組織と綾織り組織を織って来たSiozakiさんが

今度はアルパカ糸を織りたいと言う、

困難な条件をクリアーして来たのでそろそろ記念に残る物を

と、思っていただけに即座にOKが出た。

 

先週には整経と筬通しを終えているので今日は綜絖通しで、

一本一本の糸を綜絖と言う装置に規則正しく通す作業である

この装置と筬があるお陰で人類は沢山の織物を作り多くの命を守って来た。

一瞬にして組織に合わせて糸を上下に動かす事が出来るのである

 

「一本の狂いも許されないので、確認しながら通してください」

激励の声で緊張が高まります。

 

実家が大手織物業だっただけに織物に対する知識と意味を理解しているので

早くも経糸を織機のビームに巻き取る作業となった。

濃淡2色の糸が2本づつ整然と並んだ糸が巻き取られている

 

多色に染め分けられた毛をミックス紡績された超高級アルパカ糸である

アルパカ100%の艶と滑るような手触りを友達の作品で知ったのです。

 

毛足を痛める事が無いように慎重に巻き取られていきます

ゆっくりと大切に扱われて今織機にセットされました。

「サアー織り始めるわよ」

緯糸も経糸と同じ糸を使用して2/2で通して織ります

 

糸の手触りから知る作品への夢が今現実になって。

”ドキドキ” ”わくわく” した作者の想いがシャトルに巻き取られて、

さあー!来週から始まるメインイベントの幕が上がるのです。


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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