7月8日に山に登って以来私は山に入ってない
年寄りには毎日高温危険日が続き歩く意欲を削ぐ
最高気温
32度を下回った15日私は山に入った。
何と嬉しいこのシダ類の緑
住宅街はカラカラ砂漠なのに
足元にはこんな花が咲いている
誰がデザインしたのかこの色彩に驚き見つめる
いいね、あの山道の向こうに新しい風景が展開する
私の脳は要求する
もっと歩け もっと登れ と
緑の中に白い花びらに紫のおしべを配置した
私は思わず見入ってしまう
今年の夏の暑さと湿度は最高だっただろう
染め物に使うコブナグサの群落に生えたきのこだ
おー!なんと言う毒々しい姿だろう
名前は知らない山のキノコだが
色は地味だが形も機能も自然の中で生き残る作戦を身につけている
シダ類に覆われた中で紫色の花を咲かす
自然界では交配が全てなんだな
色気で異性を誘うのは人間も同じだよ
みずみずしく白く開くキノコ
目立てば食べられてしまうのに
いや、毒を持っていれば平気だろう
こちらはどうよ、
目立たないから大丈夫なの?
うーん確かに地味だな
似た様な条件で開いたキノコだが
これは毒毒しいな〜
でも誰かを誘ってる赤さだな
落ち葉を押し退けて開いたばかりの白いキノコ
キノコも菌類なんだ
地中は菌類の天国なんだね
オオカミを祀る山住神社のお札だ
私の祖父は狼の存在を知っていた
「山の見回りで小屋掛をしていると夜中にオオカミが小便を飲みに来た」
「夕方になると狼の遠吠えを聞いた、低音が響いて恐ろしい声であった」
私は、まだどこかに生きていると信じているが、昭和時代に入りダム開発の飯場に犬を持ち込み、ダム完成と共に飼い犬を放置して山を去り、犬は山犬となって、狼と交配したか、ウイルス感染して絶滅していったのか、里山に人間と共生して生きていた動物なのに、残念ながら学者の研究が少なすぎる。
狼も大地震もデータ頼りで実際を知らなすぎると100歳の母は言う。