TAKE-LOG 竹ログ

天竜の桜と船明ダム       ■TAKE-LOG■竹ログ■

今日は午後から郷里の浜松市天竜区にある船明ダムサイトにある桜を見に行った。

電源開発にともなう桜並木である。ダム完成後ダムサイトの堤防上に植えられて

今は市民の憩いの桜並木になっています。

ダムも雪解け水を集めた天竜川の水を放流中で豪快な水の流れと

桜の美しさを写してみました。

 

電源開発でも自然エネルギーの水力発電である。ここは電力だけでなく工業用水農業用水

水道と多目的ダムである。

浜岡原発のように息をとめて通過するような不気味さはなく市民が綺麗な空気の中

美しい桜とダムの景色を楽しんでいました。

 

 

天竜川は諏訪湖を水源に南アルプスと中央アルプスの間を太平洋まで

220キロを流れる大河である。

暴れ天竜と言われひとたび増水すると大自然の力を思い知るのである、

明治以降 平岡ダム、満島ダム、佐久間ダムがある、巨大な佐久間ダムの放水量調整用に

秋葉ダムをを建設したが その秋葉ダムの放水量調整にと船明ダムを作ったのである。

船明ダムは電力と工業用水、農業用水、水道と多目的ダムで

船明ダムが出来て下流域を洪水から生命と生活を守りエネルギーを得ている。

 

川から恵まれるものは多く川なくして日本の文明を語ることはできない。

徳川家康も山の山林と河川の流通を治め管理する為に船明ダムの下流の処に

木材の筏の集積所を設け、天竜下りの物資の流通を管理する為に天領に指定していたのだ。

 

 

 

 

東日本大震災は言うまでもなく温暖化による想定外の自然現象が起こると言われているが、

私が子供のころは天竜川の濁流が堤防すれすれまで増水して下流堤防には

消防車がずらりと並んで砂袋で補強する水防団の皆さんの様子が記憶にある、

ダムは洪水調整に役立ってはいるが、地球温暖化はそれを越えた想定外の

水害もあり得るのか考えておくことが必要な時代なのかも知れない。

 

電源開発と言えば原発もある、

津波対策に高さ10メートルのうすっぺらな堤防を作っても、

高さ10m 奥行き十数kmにおよぶ海水が膨れ上がる水圧を受け止められるのか、

津波が来てみなければ分からないものに安全があるのだろうか、

ダムもダム湖の水圧に対抗する為に巨大な構造物が必要なのだと、ダムを見ながら

お寒い現実を考えてしまった。

地震・雷・火事・おやじ 逃げるが勝ちだ。

 

(せっかくのお花見ブログなのに無粋な話になってしまってごめんなさい)


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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