竹島クラフトセンターの手織教室へ蒲郡市内の繊維企業の
三敬株式会社から派遣された社員二人の生徒さんが織機に向かっていた。
三敬株式会社といえばベビー寝具にこだわり、
hugmamuの商標で有名な会社である。
手織を習い始めたばかりの二人の社員が初級の平織りの勉強から始まった。
”平織で始まり平織で終わる”と言われるほど基本中の基本の技術である、
織物と言えばバタンバタンと音を立てて織る動力織機の印象が強く
手織織機でも強く打ち付けるものだと思い込んでいる人が多い、
そこで、教室では密度の荒い織物を織りこなす授業から始まった。
今回の織物は経糸本数も少なく織物の糸と糸の隙間を
コントロールすることが難しい密度になっているので
筬を寄せる動作を微妙に神経を使いながら
織り上がって来る織物の隅から隅まで神経を使う授業がまだまだ続く。