東京湾要塞写真館        

東京湾要塞地帯に残っている戦争遺跡について撮りためた写真を掲載します。往時の雰囲気を味わっていただければ幸いです。

館山海軍航空隊 掩体壕

2015年03月02日 | 戦争遺跡
掩体壕とは、戦闘機などの航空機を空襲から守るために作られた格納庫で、太平洋戦争の末期に日本全国の航空基地で数多く建設されました。

戦後、邪魔なものとして、破壊されてきましたが、全国的にはまだまだその姿を残しています。

掩体壕には、有蓋と無蓋とありますが、無蓋はほとんど残っていないようです。

写真は、館山海軍航空基地の南方に構築された有蓋の掩体壕です。有蓋掩体壕は大小はありますが、だいたいこんな形状をしています。
この周辺には同様の壕が10数基存在したそうですが、現存するのはこの1基のみだそうです。

なお、三浦半島に君臨した横須賀航空隊にも有蓋、無蓋多数の掩体壕が多数造られましたが、今はひとつも残っていません。
注:野島の大型地下格納庫は現存します。

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