東京湾要塞写真館        

東京湾要塞地帯に残っている戦争遺跡について撮りためた写真を掲載します。往時の雰囲気を味わっていただければ幸いです。

横須賀海軍病院

2016年09月07日 | 戦争遺跡

横須賀海軍病院は、明治13年に開庁した軍港所在の初の海軍病院である。

当初は、横須賀の高台に建設されたが関東大震災で焼失し、現在地に移転した。

海軍病院中最高の設備をもっており、震災後の建物は海軍病院初の鉄筋コンクリート造であり、昭和の海軍庁舎の特徴であるシンプルモダンな建物である。

病院の性質上、産婦人科や小児科はなかった。


戦後、米海軍に接収されたが、庁舎、兵舎、治療品倉庫などのほか門柱や壁なども現存している。

写真は現存庁舎で若干改装されているがほぼ当時のままである。

現名称は、「米海軍横須賀病院」である。

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