横須賀海軍病院は、明治13年に開庁した軍港所在の初の海軍病院である。
当初は、横須賀の高台に建設されたが関東大震災で焼失し、現在地に移転した。
海軍病院中最高の設備をもっており、震災後の建物は海軍病院初の鉄筋コンクリート造であり、昭和の海軍庁舎の特徴であるシンプルモダンな建物である。
病院の性質上、産婦人科や小児科はなかった。
戦後、米海軍に接収されたが、庁舎、兵舎、治療品倉庫などのほか門柱や壁なども現存している。
写真は現存庁舎で若干改装されているがほぼ当時のままである。
現名称は、「米海軍横須賀病院」である。