「海龍」とは大戦末期に特攻兵器として開発、急造された有翼小型潜航艇です。
魚雷2本を装備していますが、艦首には600kg弾頭を持ち、敵艦に突入するものです。
幸い、配備だけで実戦に使用はされませんでしたが、その基地が油壺にありました。第1特攻戦隊第11突撃隊で、藤田部隊と呼ばれました。
終戦時には海龍42隻を保持していたようです。
当時の遺構としては、海龍を格納していた横穴なども残っていますが、これは岬の先端部と連絡するための素掘りの隧道です。
照明はないので、中央部は真っ暗です。
平行して2本の隧道が並んでいて、中央部で接続しています。しかし、なぜ、2本あるかは謎です。
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