茂原海軍航空基地の跡には、有蓋掩体壕が10基ほど残っています。全国的に見ても多い数です。
そもそも掩体壕とは、飛行機を敵機の攻撃から護るためのもので、無蓋と有蓋の2種類があります。
もちろん、有蓋の方が防御性は高いですが、造るのが大変です。
よって無蓋の方が多く造られたのですが、無蓋の掩体壕はほとんど残っていません。というか残っているという情報を知りません。
有蓋壕は、撤去するのが大変と言う事もあり、全国的にもかなりの数が地域の戦争遺跡として残されています。
茂原基地跡に残る掩体壕は、民家の庭先や農地の中などで、個人の所有になっています。
しかし、茂原市はそのうち状態の良いものを1基借り上げて保存しています。
写真は、それではなくて、田んぼの中に長閑に残る掩体壕。覆土も残り往時の姿を一番伝えていると思います。
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