震洋とは、大戦末期に実用化された特攻用モーターボートです。
つまり、特攻機のようにモーターボートに爆弾を積んで、そのまま敵艦船に突入するという、いわば海の特攻隊です。
ベニヤ製でトヨタ製のエンジンを搭載、船首に250kgの爆薬を装備し、約20ノットで走行しました。
フィリピン、台湾、小笠原、沖縄など日本の周辺の島々のほか、全国の米軍上陸予想地点に多くの基地が建設されました。
第27震洋隊は、第11突撃隊に所属する部隊で、昭和20年5月1日に小網代基地に進出しました。三浦半島では他には江奈湾に第56震洋隊が配置されました。
震洋艇は空襲を避けるために横穴を掘って格納され、格納壕は幅3m高さ2.5m奥行が30m弱、4隻づつ台車に載せて格納されていたようです。
小網代基地跡には現在も、数多くの格納壕が現存し、その歴史を伝えています。
多くの方にこの事実を知っていただきたいと思います。
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