前回のブログで、学校現場と文科省の意思疎通の不足について
書かせていただきました。
もう1つ、学校現場がチグハグになってしまう要因として考えられるもの。
それは、異動にあると思います。
公立学校では異動はつきものです。
学校を固定化させないために、あるいは流動的にするために
一定程度の異動を行っているとのことですが、この異動が時に曲者になると思ってます。
異動することによって新しい現場に移り、教員自身がリフレッシュできる。
個人レベルで考えれば、これは大切なことですよね。
しかし、この異動によって、新たに一からの意見の擦り合わせや
意思の統一を図らなければならないというデメリットもある気がします。
本採用の教員はある程度長くその学校にいますのでまだいいのですが、
問題は臨時採用(臨採)の教員の場合。
臨採の教員は、基本的に1年しかその学校にいることができません。
中学校や高校では、なんと10年以上この臨採をしている教員もいます。
臨採といっても、業務内容は本採用となんら変わりはありません。
10年もやっていればもはやベテラン。
担任はもちろん、その他の分掌も数多くこなすことになります。
学校の中核を担うほどの業務をしているのに、1年で異動となってしまう。
すると、次に引き継ぐのは容易ではありません。
そして今、この臨採の教員がかなり多いのです。
学校規模にもよりますが、1つの学校に4人も5人もいるのはザラです。
その教員は、1年しかその学校にいられません。
ご存知でない方も多いと思いますが、学校というのは基本的に学年単位の職員で動きます。
1つの学年に数人の臨採教員がいると、次の年にはその教員はいないことになります。
それがマイナスに働くことがある気が私にはします。
そしてもう1つ問題となるのが、管理職、特に校長の異動です。
校長は、早いときには2年で異動になることもあります。
校長は学校のトップです。校長次第で学校の方針は大きく変わります。
考えてみていただけたらと思います。
そのように重要な立場である校長がコロコロ変わってしまったら・・・。
常に学校の方針が変わってしまうことになります。
一般の教員はそれに振り回されることになります。
組織としてこれはまずいのではないでしょうか。
この異動の問題は、非常に難しいと思います。
異動があるから学校組織全体が活性化し、情報が行き渡り、
1つの学校が固定化されない要素は確かにあると思います。
しかし、異動が多すぎると、新しい何かを始めたとしても、
根を張る前に動くことになってしまう。
またトップがコロコロ変わってしまっては、学校自体の方針が落ち着かない。
どのようにバランスを取れば良いのか?
実は私自身も考え中です。
いずれにしても、今あるリソースの中で学校を良くしていくためには、
この「異動」に焦点をあててもよいのではないでしょうか。
すべては子ども達のために
ふじもん
書かせていただきました。
もう1つ、学校現場がチグハグになってしまう要因として考えられるもの。
それは、異動にあると思います。
公立学校では異動はつきものです。
学校を固定化させないために、あるいは流動的にするために
一定程度の異動を行っているとのことですが、この異動が時に曲者になると思ってます。
異動することによって新しい現場に移り、教員自身がリフレッシュできる。
個人レベルで考えれば、これは大切なことですよね。
しかし、この異動によって、新たに一からの意見の擦り合わせや
意思の統一を図らなければならないというデメリットもある気がします。
本採用の教員はある程度長くその学校にいますのでまだいいのですが、
問題は臨時採用(臨採)の教員の場合。
臨採の教員は、基本的に1年しかその学校にいることができません。
中学校や高校では、なんと10年以上この臨採をしている教員もいます。
臨採といっても、業務内容は本採用となんら変わりはありません。
10年もやっていればもはやベテラン。
担任はもちろん、その他の分掌も数多くこなすことになります。
学校の中核を担うほどの業務をしているのに、1年で異動となってしまう。
すると、次に引き継ぐのは容易ではありません。
そして今、この臨採の教員がかなり多いのです。
学校規模にもよりますが、1つの学校に4人も5人もいるのはザラです。
その教員は、1年しかその学校にいられません。
ご存知でない方も多いと思いますが、学校というのは基本的に学年単位の職員で動きます。
1つの学年に数人の臨採教員がいると、次の年にはその教員はいないことになります。
それがマイナスに働くことがある気が私にはします。
そしてもう1つ問題となるのが、管理職、特に校長の異動です。
校長は、早いときには2年で異動になることもあります。
校長は学校のトップです。校長次第で学校の方針は大きく変わります。
考えてみていただけたらと思います。
そのように重要な立場である校長がコロコロ変わってしまったら・・・。
常に学校の方針が変わってしまうことになります。
一般の教員はそれに振り回されることになります。
組織としてこれはまずいのではないでしょうか。
この異動の問題は、非常に難しいと思います。
異動があるから学校組織全体が活性化し、情報が行き渡り、
1つの学校が固定化されない要素は確かにあると思います。
しかし、異動が多すぎると、新しい何かを始めたとしても、
根を張る前に動くことになってしまう。
またトップがコロコロ変わってしまっては、学校自体の方針が落ち着かない。
どのようにバランスを取れば良いのか?
実は私自身も考え中です。
いずれにしても、今あるリソースの中で学校を良くしていくためには、
この「異動」に焦点をあててもよいのではないでしょうか。
すべては子ども達のために
ふじもん