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【ふじもん世界放浪「放学記」第5章アフリカ編 よっさん2014・最初の『ありがとう』】

2014-01-05 01:24:26 | 日記
2014年1月1日・元旦。


《我が嫁候補(笑)よっさん。年末年始も、夏のメキシコ&キューバに続き遊びに来てくれたよっさん。本当に本当にありがとう!そしていいね!こんな旅のスタイルなのに、平然としているよっさん。マジでいいね!》


いや~2014年、元旦からハードだった!

朝5時からタクシーに乗ってナイロビ市内まで移動し、某有名ガイドブックでは「絶対に歩いてはいけない!」と書かれているナイロビの下町でローカルバスを待ち、向かうはウガンダの首都・カンパラへ!


「危ないからチケットオフィスの中に入って待っていよう」って言ってるのに、「ちょっと外見てもいい?」と、ひょこひょこ顔を出すよっさん。いいね!

バスはなかなか快適だったけど、それでもやっぱりウガンダ~ナイロビ間のローカルバス、そんなに綺麗と言うわけではない。でも、バスの中でガーガー寝てしまうよっさん。いいね!


やっぱりこいつといると楽しいわ。なんかそれだけで楽しいんだよね。夏に続きボチボチ喧嘩もしたけど、そこはさすがに俺ら、立ち直りはメッチャ早い。自分で言うのもなんだけど、そこが俺らの最大のウリな気がする。


今回のよっさんの旅の目的の1つは「陸路の国境越え」。日本では絶対に体験できないことだ。

予定よりもかな~り遅れて、バスはウガンダとの国境に辿り着いた。なんてことはない、ただの田舎町。ちょっと東南アジアの景色に似ているかな、バナナの木と水田と鬱蒼と茂る木々が心地よいバランスで広がっている。俺、この景色好きなんだよな。


初めての国境越えで、しかも英語ほぼゼロなのに、平然とバスを降りて出国手続きをするよっさん。いいね!

そして歩いて橋を渡り、ウガンダに入るよっさん。橋の中央で軽くジャンプをし、「せ~の、ウガンダ~!」とかやってるよっさん。いいね!


ついにウガンダの入国審査へ。英語で質問されて分からなくて、「え?何?あいきゃんとすぴぃくいんぐりっしゅ」と返すよっさん。いいね!

わさわさとやってくる物売りの人たち。その中に、1人の少年がいた。まだ10歳にも満たなかったであろうか、彼はバナナを売っていた。「ねぇ、お腹空いたし買ってあげようよ」という優しいよっさん。いいね!

俺がションベン垂れている間にしっかり値段交渉し、最初の言い値の半額にまで下げていたよっさん。いいね!

そしてこのバナナが何故か異様に美味かった!いや、これはマジで!しかも食べ終わった俺たちの様子を見て、なんとバナナの皮の回収にまでこの少年は来てくれたのだ。どうもありがとう、少年いいね!


よっさんと旅をしていると本当に面白い。「もうちょっと危機感感じなよ・・・」というようなところでも、ポケラッチョとしているし、いつも満面の笑顔で誰とでも話をする。それは俺にはできない。この子の最高の長所だな。俺も真似したいと本気で思うわ。


バスは予定よりもかなり遅れてカンパラの中心部へ。地図によると、泊まろうと思っていた安宿のすぐ裏に到着しているはずだ。

「よし、歩いて宿まで行こう。」と出発したものの、あれ?なんかおかしいぞ?これは違うな・・・う~ん、迷った・・・。仕方ない、タクシーを使うか。

ということで困っていたところに、地元のおっちゃん登場。親切に乗合タクシーに行き場所を説明してくれて、いざ出発!ちなみにこの時すでに夜10時を回っていた。初めて陸路で国境を超えて次の国に入り、すでに夜も更けている。しかも道に迷っている。それなのに、平然と「ねぇ、タクシー使うの?お金大丈夫?」と聞いてくるよっさん。いいね!

そして事件発生!タクシーが着いた先は目的の宿じゃない!値段も高い!でもおっちゃんは本当に親切心で案内してくれたようだ・・・。さぁ困った、時間は10時半を過ぎている。でも「ねぇ、どうしよっか?」と平然と聞いてくるよっさん。いいね!

次なる手段はバイクタクシー。でっかい荷物もあるし、乗るのはなかなか大変だ。人間2人の間にスーツケースを挟み、半分ケツが後ろに出るような感じで乗っているのに「イェイイェイ、ヒューヒュー!」と片腕を上げて暴走族みたいにしている夜11時前のよっさん。いいね!


実は俺は焦っていた。ウガンダでの危険な話は聞いたことはなかったがそれでもやっぱり初めての国だし、自分1人じゃない。そりゃ緊張はする。よっさんを危険な目に遭わすわけにはいかないし、やっぱり色々考える。それなのに「ヒューヒュー!」ってやっているよっさん。こいついいわ、マジで面白いよ!


紆余曲折を経て、よっしゃ着いたぜ、目的の安宿!某有名ガイドブックにも出ていたしとにかく深夜だし、もうとにかくチェックインだ!

ということで部屋に入ったのだが、う~ん、やっぱり安宿。


トイレもこんなもんですよね・・・。俺1人だったらいつものことだけど、今はよっさんと一緒。俺は後悔した。ケチケチしないで、中級くらいの宿に向かえば良かった・・・。


という俺の心配を他所に「いいじゃん、ここで!楽しもうよ!てか、今日はもうとにかく眠いからおやすみ~」と言ってバタンとなってしまうよっさん。いいね!


よっさんって不思議な雰囲気がある。なんつーか、憎めないんだよね。「おい、何やってんだよ!」と一瞬思っても、な~んか「まぁいいか」となってしまう。メキシコやキューバでもそうだったけど、こいつと旅をしているとすっごい面白い。

大切なことを思い出させてもくれる。長く旅をしていると、現地の人の温かさとかに慣れてしまうところがあるのだが、よっさんは素直にストレートに感謝の意を表現してくれる。それを見て、俺も思い出す、大切な「ありがとう」の気持ちを。

子どもとも無邪気に戯れる。ウガンダでセセという島に向かうフェリーに乗ったときには、3時間近くずっと現地の子どもと遊んでいた。とっても楽しそうに。それを見て、俺も思い出す、大切な「子どもって可愛いなぁ」の気持ちを。


結論。

2014年。やっぱり俺はこいつといたいな。もう長いこと付き合っているけど、今こうして距離を置いていて、そしてたまに会って、やっぱりよっさんの大切さが分かる。

ごちゃごちゃ難しいことはいいや。こいつといると楽しいし、俺はやっぱりこいつを楽しませてあげたい。そういう人生にしてあげたい。

こいつは○○だし△△だし××だし※※だけど(よっさんにそれは書いたらダメって言われました)、やっぱりいいわ!こんなに素直に「いいね!」って言える相手と出会えて、俺は幸せだ。本気でそう思う。

だから俺は、でっかく成長して日本に帰らなくちゃならん。これ、夏と同じ結論だな。あと数ヶ月俺は旅を続けるけど、必ず生きて、でっかくなって帰ってやるからな!

2014年か・・・よし!皆さん、明けましておめでとうございます!今年も俺を、そしてよっさんを(笑)、どうぞよろしくお願い申し上げます!


2014年1月1日。カンパラの喧騒の真っ只中にある安宿にて。



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