中日新聞の社説は既にそこかしこで引用されている。余りにも馬鹿馬鹿しくてしかも現実を無視していると
評判である。劇作を取り入れる神経も理解しかねる。
自衛隊の合憲とは、憲法前文の趣旨と憲法第13条の幸福追求権である。
それを国際緊急援助隊の創設に絡めるとは不謹慎である。国際緊急援助は既に具体化している。
国連PKOの充実には国民は好感を持って迎えている。ただし、国連も指摘しているが流行の難民の救援と切り離した国際援助は今後も有り得ないと断言する。国連派遣部隊は難民の救助が要求される任務になってきている。
中日新聞のように空想で語られては、当事国も自衛隊も迷惑である。
平和を維持する、平和を継続するのに軍事的活動は必要であり、
その軍事を活用する仕組みこそが、平和の維持装置となるのである。
軍事力を増強したからと言って、壕も平和が損じる事は無いのである。
迷妄を論じる弊害は、言うには及ばず、平和に立ちふさがる大敵と変じるのである。
>サヨク速報】中日新聞社説「甦れサンダーバード!非軍事で地球を守るサンダーバードと自衛隊 平和主義で政府を阻み、地球戦争を阻止しよう」
2015年10月25日23:00 | カテゴリ:マスコミ
http://hosyusokuhou.jp/archives/45809295.html
>中日社説:非軍事で地球を守るサンダーバードと自衛隊 平和主義で政府を阻み、地球戦争を阻止しよう
http://www.logsoku.com/r/2ch.sc/news/1445764765/
【社説】
週のはじめに考える 安保法を問う 甦れサンダーバード
2015年10月25日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015102502000133.html
安全保障関連法の運用で自衛隊の「国際貢献」も一変しそうです。そもそも平和憲法にかなう国際貢献とは。伝説の“救助隊”に重ねて原点をたどります。
待ちわびた往年のファンも多かったでしょう。今月からNHK総合テレビで始まった「サンダーバード ARE GO」(毎土曜日夕)は、不朽の人形 劇版が英国で一九六五年(日本は六六年)に初放送されて五十周年を記念した新シリーズです。時代設定は二〇六〇年の近未来。トレーシー一家五兄弟による 「国際救助隊」の活躍が斬新なアニメ版で甦(よみがえ)りました。
非軍事でいかなる国家にも属さず、支援も受けない。あらゆる難事も分け隔てなく地球を守るという究極の国際貢献。サンダーバードの衰えない人気の一因は、この誰にも分かりやすい政治的中立の精神にあるのかもしれません。
今日、安保法が成立した日本では、自衛隊の活動範囲が海外派遣や武器使用において一気に広がります。安保法の源流をたどれば一つには、一九九二 年、カンボジアの国連平和維持活動(PKO)で自衛隊の本格的な海外派遣に道を開いたPKO協力法に行き着くでしょう。冷戦後、日本の国際貢献の一翼を自 衛隊が担うことになった大きな岐路でした。
安保法と同様、「違憲」世論が渦巻く中、PKO協力法が成立した直後、協力法に反対する若手憲法学者らが出した本が当時、話題を呼びました。
『きみはサンダーバードを知っているか-もう一つの地球のまもり方』(サンダーバードと法を考える会編、日本評論社)
◆国際貢献と専守防衛
編集を主導した水島朝穂・広島大助教授(当時、現早稲田大教授)が巻頭で強調したのは、憲法前文の「平和のうちに生存する権利」の対象が、日本国 民のみならず、「全世界の国民」に等しく向けられていることです。平和憲法下の日本だからこそ、果たすべき「平和的国際貢献」があると。
具体的には、率先して自衛隊の軍縮を進め、それに代わるサンダーバードのような人命救助優先の専門組織をつくる。国家単位でも同盟関係でもない。貧困や飢餓や環境破壊など人類平和を脅かすさまざまな災禍から、地球全体を守る志を問いかけたものでした。
自衛隊に頼らない国際貢献なんて-。安保法制下の今では、ほとんど空疎な非現実論と、取り合わない人もいるでしょう。
しかし、思い返すまでもなく、自衛隊はもともとは専守防衛です。海外に出ること自体、その一線を越えて、違憲の「武力行使」につながると考えたのが、私たちの平和主義の原点だったはずです。
現にPKO以前、海外の被災地に派遣される国際緊急援助隊(八七年法制化)の構成から、自衛隊は当初外されていました。それは日本の国際貢献に、 非軍事の「サンダーバード精神」が宿った一時期でした。同時に、自衛隊の海外派遣に当時の人々が抱いた強い忌避感の表れでもあります。
いま思えば、問題のPKO協力法でさえも、武力行使とのそしりを受けないよう、一定のタガがはめられていました。
こうしてギリギリ守り継がれた平和主義の抑制も、しかし今回の安保法成立で水の泡です。しかも政府は成立直後から、法律の初運用で、南スーダンPKOの任務に「駆け付け警護」を追加する検討を始めました。
PKOの国際舞台で、実際には二十年以上武器を使わず信頼を積んできた自衛隊が、文民救出などの際に武器を使える部隊に変貌します。無論、戦闘にも巻き込まれやすくなるでしょう。
あのサンダーバード精神に立った平和的国際貢献の理想に照らせば、およそ対極の「武力行使」の域に足をかけた自衛隊の現実です。
「国際貢献」のPKOがなぜ、はるか対岸の「駆け付け警護」にまで流れ着くのか。私たちはやはり平和主義の原点に立ち返って、この巨大な乖離(かいり)を肝に銘じておくべきでしょう。それが、安保法の運用にあたって、政府のなし崩しを阻むときの力にもなるはずです。
◆2040年「地球戦争」
さて十七日、新シリーズの第三話は、宇宙往還機サンダーバード3号を操る末弟アランが、宇宙ゴミの中に漂う追尾式機雷の除去に苦闘する話でした。この宇宙機雷は、二〇四〇年に起きた「地球戦争」の置き土産だったとか。
四半世紀先の次世代に「地球戦争」が起きぬよう、戦争につながる火種を残さぬよう、現世代がなすべきこと。本当はそれこそが、今の日本政治が取るべき真の国際貢献の道なのでしょうが。
評判である。劇作を取り入れる神経も理解しかねる。
自衛隊の合憲とは、憲法前文の趣旨と憲法第13条の幸福追求権である。
それを国際緊急援助隊の創設に絡めるとは不謹慎である。国際緊急援助は既に具体化している。
国連PKOの充実には国民は好感を持って迎えている。ただし、国連も指摘しているが流行の難民の救援と切り離した国際援助は今後も有り得ないと断言する。国連派遣部隊は難民の救助が要求される任務になってきている。
中日新聞のように空想で語られては、当事国も自衛隊も迷惑である。
平和を維持する、平和を継続するのに軍事的活動は必要であり、
その軍事を活用する仕組みこそが、平和の維持装置となるのである。
軍事力を増強したからと言って、壕も平和が損じる事は無いのである。
迷妄を論じる弊害は、言うには及ばず、平和に立ちふさがる大敵と変じるのである。
>サヨク速報】中日新聞社説「甦れサンダーバード!非軍事で地球を守るサンダーバードと自衛隊 平和主義で政府を阻み、地球戦争を阻止しよう」
2015年10月25日23:00 | カテゴリ:マスコミ
http://hosyusokuhou.jp/archives/45809295.html
>中日社説:非軍事で地球を守るサンダーバードと自衛隊 平和主義で政府を阻み、地球戦争を阻止しよう
http://www.logsoku.com/r/2ch.sc/news/1445764765/
【社説】
週のはじめに考える 安保法を問う 甦れサンダーバード
2015年10月25日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015102502000133.html
安全保障関連法の運用で自衛隊の「国際貢献」も一変しそうです。そもそも平和憲法にかなう国際貢献とは。伝説の“救助隊”に重ねて原点をたどります。
待ちわびた往年のファンも多かったでしょう。今月からNHK総合テレビで始まった「サンダーバード ARE GO」(毎土曜日夕)は、不朽の人形 劇版が英国で一九六五年(日本は六六年)に初放送されて五十周年を記念した新シリーズです。時代設定は二〇六〇年の近未来。トレーシー一家五兄弟による 「国際救助隊」の活躍が斬新なアニメ版で甦(よみがえ)りました。
非軍事でいかなる国家にも属さず、支援も受けない。あらゆる難事も分け隔てなく地球を守るという究極の国際貢献。サンダーバードの衰えない人気の一因は、この誰にも分かりやすい政治的中立の精神にあるのかもしれません。
今日、安保法が成立した日本では、自衛隊の活動範囲が海外派遣や武器使用において一気に広がります。安保法の源流をたどれば一つには、一九九二 年、カンボジアの国連平和維持活動(PKO)で自衛隊の本格的な海外派遣に道を開いたPKO協力法に行き着くでしょう。冷戦後、日本の国際貢献の一翼を自 衛隊が担うことになった大きな岐路でした。
安保法と同様、「違憲」世論が渦巻く中、PKO協力法が成立した直後、協力法に反対する若手憲法学者らが出した本が当時、話題を呼びました。
『きみはサンダーバードを知っているか-もう一つの地球のまもり方』(サンダーバードと法を考える会編、日本評論社)
◆国際貢献と専守防衛
編集を主導した水島朝穂・広島大助教授(当時、現早稲田大教授)が巻頭で強調したのは、憲法前文の「平和のうちに生存する権利」の対象が、日本国 民のみならず、「全世界の国民」に等しく向けられていることです。平和憲法下の日本だからこそ、果たすべき「平和的国際貢献」があると。
具体的には、率先して自衛隊の軍縮を進め、それに代わるサンダーバードのような人命救助優先の専門組織をつくる。国家単位でも同盟関係でもない。貧困や飢餓や環境破壊など人類平和を脅かすさまざまな災禍から、地球全体を守る志を問いかけたものでした。
自衛隊に頼らない国際貢献なんて-。安保法制下の今では、ほとんど空疎な非現実論と、取り合わない人もいるでしょう。
しかし、思い返すまでもなく、自衛隊はもともとは専守防衛です。海外に出ること自体、その一線を越えて、違憲の「武力行使」につながると考えたのが、私たちの平和主義の原点だったはずです。
現にPKO以前、海外の被災地に派遣される国際緊急援助隊(八七年法制化)の構成から、自衛隊は当初外されていました。それは日本の国際貢献に、 非軍事の「サンダーバード精神」が宿った一時期でした。同時に、自衛隊の海外派遣に当時の人々が抱いた強い忌避感の表れでもあります。
いま思えば、問題のPKO協力法でさえも、武力行使とのそしりを受けないよう、一定のタガがはめられていました。
こうしてギリギリ守り継がれた平和主義の抑制も、しかし今回の安保法成立で水の泡です。しかも政府は成立直後から、法律の初運用で、南スーダンPKOの任務に「駆け付け警護」を追加する検討を始めました。
PKOの国際舞台で、実際には二十年以上武器を使わず信頼を積んできた自衛隊が、文民救出などの際に武器を使える部隊に変貌します。無論、戦闘にも巻き込まれやすくなるでしょう。
あのサンダーバード精神に立った平和的国際貢献の理想に照らせば、およそ対極の「武力行使」の域に足をかけた自衛隊の現実です。
「国際貢献」のPKOがなぜ、はるか対岸の「駆け付け警護」にまで流れ着くのか。私たちはやはり平和主義の原点に立ち返って、この巨大な乖離(かいり)を肝に銘じておくべきでしょう。それが、安保法の運用にあたって、政府のなし崩しを阻むときの力にもなるはずです。
◆2040年「地球戦争」
さて十七日、新シリーズの第三話は、宇宙往還機サンダーバード3号を操る末弟アランが、宇宙ゴミの中に漂う追尾式機雷の除去に苦闘する話でした。この宇宙機雷は、二〇四〇年に起きた「地球戦争」の置き土産だったとか。
四半世紀先の次世代に「地球戦争」が起きぬよう、戦争につながる火種を残さぬよう、現世代がなすべきこと。本当はそれこそが、今の日本政治が取るべき真の国際貢献の道なのでしょうが。