gakiのがッ♪

テレマークスキー、写真、クルマ、食べ物、等
自分の感じた事を、気の向くままに…

東北トリップ4日目♪

2014-05-04 23:55:00 | テレマークスキー
朝5時起床

鳥海山を眺めてみると風が強く、トップには黒い雲がかかっておりました...

顔を洗ったり、お湯を沸かしたり、ティータイムしていると、ドンドン雲が抜けていく

6時前には雲が完全に抜けて、さっきの様子が嘘のよう...

とりあえず、コンビニで行動食を入手し、海側の空を見ると完全にPカン


かねてよりの計画どおり象潟口からの入山としました。

車中泊した場所から、象潟口近くのゲートはすぐそこなのですが、

グルッと遠回りをして吹浦口近くのゲートで8時のゲート開待ち...



ゲートが開くまで、ツアーの準備をしてのんび~り

後続の方から”ら・とーたすの方ですか?”と声をかけていただき、びっくり

ブルーのアウディに乗った方から出てくる名前は、みんな良くして貰ってる方々の名前...

”なかなか世界はせまいモンですね~”なんて話してるとゲートが開き、登山口まで車を走らせます。

途中、吹浦口の様子を眺めながら、通過

吹浦口は下部までそこそこの斜面で、しっかり雪が付いてスキーで滑ってこれそうなルートでした。


象潟口の登山口、鉾立は山荘、ビジターセンターが有り駐車スペースも豊富

昼間は観光客でゴッタがえすんだろうな~と予想しつつ、準備

登山口に立つと...

Pカンで海岸線がクッキリ見えます

お山の方面は...

目指す鳥海山系がドカ~ン

登山道は...

ネットの向こう側が山岳地域ってことかな?

登山口で昨晩ご相伴にあずかり、今日お別れしてきた方に再び再会
コチラのほうがゆっくりできるからと...
ルートを外れる時に目印を付けとけば大丈夫とアドバイスをいただきました。

途中まではユルユルご一緒することに

今日のマテリアルも細革
ホントはBCクロカンかな~とも思ったのですが、上部の雪の状態を考えると...
雪面が硬いときにウロコが出っ張ってコントロールしずらいクロカンは良く無いなと
それに登りでウロコが効いてくれるかも心配だったしね


チョット登って登山口を振り返ると...

にかほ市街地が一望できました


真ん中のピークが鳥海山、左の白い谷が奈曽渓谷、右側にある滝は白糸の滝

コチラの登山口は稜線上で雪の付きは悪く、
しっかり雪が付いているところまでは2箇所スキーを外さなければいけないところがありました。

完全に割れています... みんなザックを降ろしたりしてるので大変とルート工作
シャベルで雪を崩して階段作成
さすが秋田地元の方です。昨日も感じた、おもてなしのココロを感じました


遊佐町方面も海岸線がクッキリ


階段工作をした場所からはしばらく、雪の無い登山道を登ります。


いよいよ、ココからシール登行

地図とコンパスと睨めっこ、鳥海湖方面に矢印を向け、地形を確認
単独なので慎重に、と言ってもPカンなのでそんな心配はないのかも...

だれもみんなこんな所で地図を広げてる人はイナイ...
ちなみにオイラと一緒にココに来た人達は雪が切れてるだろう樹林帯の向こう側...

長丁場に向けて、おにぎり1個補給して、上着を脱いで、イザ出発


昨晩、相当過酷な状況だったみたい...


高度を上げていくと風の足跡がクッキリ...


コチラも風の足跡...


象潟口と吹浦口の出会い手前より鳥海山


稲倉岳と海岸線

稜線にでて見晴らしが良くなって、しばらく歩くと...

御浜小屋

だいたいスキーを履いての登行から1時間半で到着
これまではずっと直登で来てるので楽チン
さすが独立峰で眺めも良いので、飽きずに歩が進みました

おにぎり補給をし、上着を着てゆるゆる進みます


鳥海湖のシュート、コチラはボード向きですな

途中、先日月山山頂で話をした若者が、今日は鳥海に...
思わぬ再開でビックリ

記念にパチリ
気仙沼の方でGWを生かして山に入ってるみたい、吹浦口から登って来たそうな...


途中まで御一緒して、斜面が急になり、雪面がパンパンになった標高1850m地点で一息

12時20分となかなかイイ時間、登山口に14時過ぎに着くことと、滑りの楽しさ
あと、文殊岳直前の急登でスキーを脱いている人が多いこと...
総合的に考えてココから滑走へ

若者と別れてシールを外し...

いざ滑走
と思いきや、出足からちっちゃい隠れていたクラックにスキーのトップを取られて前転

慎重に、慎重に...

1692mの登り返しまでは緩い斜度で快適ザラメ

風の当たらないところてランチタイム
風に吹かれっぱなしなので暖かいカップラーメンがおいしい
チョットのんびりしてつぼ足で登り返し
たかだか70mなのに、さっき食べたカップラーメンが重たくツライ...
常におにぎりを食べながら登っていたので、空腹感がないんですよね

登り返しが終わって振り返ると...

鳥海のピーク群がど~ん

そして、待望のひと滑り

鳥海湖から見て北東方面の斜面を鳥海湖に向かってイッキに滑り降ります
ここはスキーではお勧めの快適斜面、南向きですがなんとか湖面までザラメが生きていました


登り返しは湖の反対側からが楽そうです。


自分の滑った跡を振り返ります


山頂ともしばしお別れ

登りかえした後は...

日本海に向かって滑り込みます

いろいろシュートを選びトラバースもしながら、長い距離の滑走が楽しめます 

せっかくなので鳥海ブルーラインまで滑り込むことに

実は登山口の反対側ゲートから車を入れたのはこの為
天候が崩れて道迷いした時でも、どこからだと車道に降りることができるか確認する為でした。
地形図を見るとガケ以外は雪原っぽいので、大きく方向さえ間違わなければ鉾立近辺のブルーラインに出るはずと考えました。
道路脇の雪壁は相当高いのですが、2、3工作をすれば降りれそうな場所にめぼしをつけておいたのです。

狙いの場所まで滑り込み、10分程シャベルを取り出しルート工作
2m位は尻滑りで

後はスキーを担いで歩くこと15分、駐車場に到着

スキーを乾かし、まったりして鉾立をあとにします。


日が傾いてくると、海面に光が反射し綺麗でした。

象潟シーサイドホテルで温泉に入浴
コチラのお風呂はオーシャンビューが楽しめます

ホテルを突っ切って海の景色も満喫できます

明日は天候が崩れる予報、家路につくことに...

晩御飯は平田牧場のトンカツがうまかったので、酒田で直営店に入ろうと思っていたのですが...
さすがGW待ち時間が出来ていました。

近くのお蕎麦屋さん大鉢で寒ざらし蕎麦と野菜の天麩羅をいただきました。
本当は、はこ蕎麦をいただきたかったのですが、今は出して無いということで寒ざらし蕎麦を...

寒ざらし蕎麦とは...
秋に収穫した新ソバを、細心の注意をはらいながら保存し、厳寒の冷たい清流に10日ほど漬けておきます。
これを引き上げ、晴天続きを見計らい、山国の寒い風と真冬の紫外線の多い太陽光線でさらして乾燥します。
このように手間のかかった玄ソバです。

どこのお店でも4月中~ 約1ヶ月間程しか出していないみたい。

実際食べてみると、甘みが強く、後味がスッキリしておりました。
熱々の天麩羅も衣サックリ、具材はホクホク

東北ラストの食事も満足、満足

夜0時まで車を走らせ、あさひまほろば道の駅で就寝

翌日朝5時に出てウチに着いたのが9時位だったと思います。

4日間の走行約1400km、使った金額約39千円

贅沢な旅行でした