自然と音楽と・・/天山

大自然と音楽がテーマのブログです。

諏訪太鼓

2008-01-13 | 音楽

これは諏訪大社の中の上社にある大きな太鼓です。
いつ行ってもこんな感じで出してあるので、風雨にさらされているのか少し心配になります。とても大きな太鼓。
諏訪太鼓ときけば小口大八氏。高遠町でモダンな初老の男性から聞いた事があるのですが、ある時アメリカ留学中にニューポートジャズフェスティバルをたまたま聞く機会があって、その時に小口さんが出演していたのを見たそうです。当時和太鼓というのを知らなかったアメリカ人にはかなりのインパクトがあったという事でした。
現在でも和太鼓は日系人に支えられ、それがアメリカ人にも伝わり今では日系の人々だけではなく和太鼓を演奏する人は全米で増えているそうです。私も養護学校の和太鼓集団「舎子太鼓」とパラリンピックに出たりして和太鼓とのセッションを楽しんできましたが、和太鼓という楽器自体が自分自身のエネルギーの爆発を表現するようなところがあって、アメリカで受け入れられるというのがなんとなく理解できるような気がするのです。
この諏訪大社の太鼓は神事に使用されるものなんでしょうけれど、神様へ伝わるようにと考えればこれほど分かりやすい楽器もないなと思います。和太鼓というのは木をくり抜いて使うという事もあり、とても自然と一体化している不思議な楽器です。台湾に残っていた樹齢数千年の檜が切られた時、史上空前の大きな和太鼓も作られたと聞きますが、この写真の和太鼓だってかなり大きな木からじゃないと作れないような太鼓です。その上こんな大きな太鼓の皮って何を使っているのでしょうか?
自然の年輪みたいな事を音にする和太鼓って本当に不思議な楽器だと思いました。
コメント
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