自然と音楽と・・/天山

大自然と音楽がテーマのブログです。

The Cavern

2007-09-28 | 音楽
かれこれ、もう23年前にもなりますが、リバプールへこのCavern Houseを見に行きました。ご存知の方も多いと思いますが、ビートルズが主に出演していたライブハウスです。私がビートルズと出会う前に聴いていた音楽は映画音楽やらクラシックやらで、ドラムやエレキがフューチャーされたビートルズの音楽は最初はうるさくしか感じませんでしたが、聴いているうちに衝撃を受けたものです。今ビートルズを聴き返してみるとアイルランド民謡やら、ケルトな雰囲気から、世界中のあらゆる音楽から影響を受けていたのがよく分かります。ですから、その後我々が色々な音楽を聴いても違和感がないというか、ビートルズは新しい音楽への水先案内人のようなところもあったと思います。私がイギリスへ行った頃はパンクが下火になり始めた頃でロンドンにはまだ顔中にピンが突き刺さったファッションの人がけっこういました。
今ネットでCavern と検索すると、日本の六本木や大阪や色々なところでこの名前を目にしますが、これはすべてこのリバプールにあるCavern から来ていると思います。(現在もあるかどうかは知りませんが)
ビートルズというのはイギリスから色々な音楽を輩出させるきっかけになったわけですが、その影響は全世界に及び、自分だってある意味このビートルズとの出会いから音楽への長旅を始めてしまった一人だと思います。現在創作しているジャンルが一見違うように聞こえますが、要素はビートルズの中にも沢山感じる事ができます。

残念!名月  

2007-09-27 | 自然
日本全国で見る事ができた中秋の名月も、少し待っていた私の近所からは曇っていてあまり見えなかった。9月25日はなんと10年ぶりの晴れで全国的にお月見が楽しめたという。少し損した気分だけれど仕方ありません。再チャレンジです。(泣)

廃校ポプラの樹

2007-09-21 | 自然
このポプラの木は信州伊那谷旧高遠町の奥の奥にある、熊やサルも出没する三義という地域にある中学校の廃校です。もう何年か前に取り壊されてしまいましたが、現在学校というのはどこでも新しい校舎になっているせいか、この写真を撮影に行った時は本当に懐かしい故郷の匂いがして、胸がいっぱいになりました。随分と昔から沢山の生徒たちを見守り送り出して行った歴史を感じます。小学校の方は「御宿分校館(おやどぶんこうかん)」として現在は山あいの小さな味わいのある美しい旅館になっており、ハイカーや釣り人の定宿になっているようです。
現在の学校はどこでもたいてい鉄筋なんですが、こういう昔の木造校舎ってのは味わいがあるものですね。「ふるさとに帰りたい」という曲のイメージとして、演奏中も頭に浮かぶ情景です。

マックファイヴ2

2007-09-20 | 音楽
待望のプラグインサンプラー、マックファイヴがやっと届きました。(※サンプラー:生音や色々な波形をもつ人口音を組み合わせ、加工して音を出すシンセサイザーの一種)
このプラグインシンセサイザーは、マックファイブ1のようなアプリケーションのプラグインではなく独立しても使えるので、ある程度のスペックを持つPCマシーンであれば、それ自体がギガビットのサンプラーとなり、アプリケーションに負担のない高品位の音源が使える事になります。この手のサンプラーはティアックの「ギガビットサンプラー」から始まったと思いますが、当時はまだ必要としていなかったものの、手に入れればやはり便利です。今まで使って来たマックファイブ1はプラグインのためにPCに負担がかかるのでアカイのサンプラーを併用して使っていました。アカイのサンプラーは初代のマシンからお世話になっていて、近頃パソコンを使ったファイル管理や編集も出来て便利・・・な~んて思っていたら、世の中のメモリーの価格やHDの価格がどんどん安くなって来て、こういうPCそのものがスタンドアロンなサンプラーとなって、大容量で高品位、またファイル管理が楽な音源を扱う事ができるソフトが世の中にたくさん出て来ました。まだマックファイブは英語マニュアルのみなのでちょっと使い辛いところですが、これも近々日本語になるそうです。
このサンプラーはMOTU社の製品ですが、同社の中核ソフトと言えばデジタルパフォーマーという私が昔から使っている音楽制作のアプリケーションソフトでマック専用です。最新のOSX10.4についている音楽制作ソフト・ガレージバンド付属の音源もこのマックファイヴで使えるのもうれしいところ。デジタルパーフォマも今年の五月からやっと日本語に対応したので、この新しい環境での音源制作はこれからの予定です。早く慣れて使いこなしたいものですが、マックファイヴ付属の音源もまずまずだし、少し曲作りが楽しくなりそうな予感です。MOTU社

天山的温情!?

2007-09-18 | 自然
9月も下旬だというのに35度近くの猛暑、こんな事生まれて初めてですよね。たくさん飛んでいるトンボ達も心なしかお疲れ気味です(笑)

写真はモンゴルの帰りに寄った北京市内のお店の写真です。
昼間は仲間と自由行動をし、夜は毎晩ここで食事して酒宴でした。このお店の看板に書いてある「来自天山的温情」とは、天山山脈から流れてくる優しさという意味だそうです、我々は仲間二人と迷わずこのお店へ入り、またまたギターを弾いて歌って飲んで大騒ぎしたのでした。お店のご主人は天山山脈のあるウイグル自治区の出身だでそうで、その郷土料理は少し辛い感じですが、日本人でも大丈夫な辛さでした。料金もかなり安くて、3~4時間飲んで食べても我々が宿泊したホテルのコーヒー一杯分にもならず、それがまたホテルの目と鼻の先にあるので、ホテルの夕食なんて一度も食べませんでした(⌒-⌒;)
我々が行った頃の中国の食は、農薬よりも生ものにあたるっていうのを一番注意していた頃ですが、近頃言われている農薬や添加物などは、中華料理の特徴である油料理で熱してもその危険性は消えないわけですからやっかいですね。

地下音楽ホール(フィンランド)

2007-09-12 | 音楽
この写真は90年代に仕事でフィンランドに行った時の地下音楽ホールの写真です、場所はレトレッティーアートセンターという美術館の地下空間にあるもので、主にオペラをやるとの事でした。
この時の私の仕事は、ホログラムアーティストであるSetsuko Ishiiの音響デザインで、日本で色々な音色を作り、音に動きがあるので現場へは調整をしに行きました。
ところが予想もしていなかった音の混ざり具合(ミックス)を現場で変える事になり、このホールに置いてあったサウンドクラフトのミキサー卓をお借りして、現場を乗り切りましたが、そんな苦労も関係者に恵まれてとても楽しい仕事でした。
Setsuko Ishiiの会場の隣にあった音楽ホールの壁は花崗岩で出来ていているので音の響きがとても素晴らしいものでした。リバーブ(残響音)がとても細かく奇麗に減衰していくので、生の弦楽器などをここで聞いてみたかったですね。オペラの声もきっと素晴らしい響きになるのでしょう。
またいつか行く事が出来たなら、このホールで色々な楽器を演奏し、その響きを楽しんでみたいと思っています。

モンゴル(5)ファッションモデル

2007-09-08 | 音楽
プロのTVカメラマンが同行していたこともあり、ぜひ日本で宣伝して欲しいとカメラマンが撮影依頼されました。それに私もついて行く事になり、記録写真をパチりと撮ったのがこの写真です。30人ほどのファッションショーで、写真のような民族衣装を改良した服装もあって民族の文化を大事にしているのが伝わって来ました。モデルの皆さんはまだまだタマゴで、ついこの間までゲルの近くで水を汲んでいた娘さんもいらっしゃるとの事です。この事務所の主催者はボロルマーさんといい、モンゴルでは知らない人はいないそうです。私も一度お会いしましたが、草原の中モダンなスポーツカーでやってくる姿がなんともたくましく、その上降り立った姿がファッションモデルっていうのが、草原の中なのでちょっとびっくりしましたが、数分で慣れました。モンゴルファッションはこれから花が咲くという感じなので、とても新鮮でした。
ショーのあと、私が「赤とんぼ」と自分の曲「ヒマラヤ杉のてっぺんで」をガッドギターで弾くと拍手喝采となり気持ちが熱くなりました。税関でギターを持って行くのに重量で大モメとなり、一時は持って行くのを諦めそうにもなりましたが、諦めなくて良かった。モンゴルの人々は歌が大好きなので、音楽で心が通じる事もたくさんありました。

モンゴル(4)水汲み場の子供たち

2007-09-07 | 自然
たくましいです。この重い水を家まで運ぶのですが、なんとも楽しそうに見えるのは私だけでしょうか?この笑顔に元気をもらいました。ゲルの方でもモンゴルの子供たちはよく働きます。この写真もウランバートル郊外でした。我々がモンゴルに行ったのは理由がありました、当時のウランバートルではストリートチルドレンの問題があり、そんな子供たちの事を聞かされていたあるときに、ある友人から「モンゴルにキヌアの種を巻きに行かないか?」と誘われ、少しでも役に立てるのならと、種を持って行きました。このキヌアは南米産で乾きに強い雑穀類です。もしもモンゴルで育てばストリートチルドレンどころか穀物が育ち食料問題の一助になるかもしれません。ところが私の行った年は夏の大干ばつで全滅してしまいました。6月にはミミズが大地に出て来たと報告を受け大喜びしたのですが・・・なんとも悲しい結末でした。
現在のモンゴルは地下資源に恵まれ日本との友好も進み、これから大発展しそうな気配です。
今も素晴らしい国ではありますが、さらに良い国になって行くでしょう。
また行きたくなって来ました。モンゴルのあの大草原へ。

涅槃仏(タイ)

2007-09-06 | Weblog
モンゴルの仏教はチベット密教から伝わって来たそうですが、日本に伝わった仏教はチベット廻りに中国に渡って来たものなのでモンゴル仏教とも共通点があります。
この写真はネパールの帰りにタイに寄った時に撮影した涅槃仏です。かなり足の大きな仏様で起き上がったら踏みつぶされそうな気がしました。タイランドは南周りに伝わった大乗仏教で、タイの仏様はなんとなくハデに感じてびっくりした思い出があります。この仏様の像ではありませんが、タイと言えば金箔を貼付けてお参りをする仏陀の像があり有名ですね。モンゴルではあまりハデなものなく、目についたところと言えば石を積んだ石積みが所々にあり、右回りに何度か回ってお参りをした記憶があります。南から伝わって来た仏教(タイ廻り)になるとその表現方法もずいぶんと違った形になるものですね。日本の山々でも石が積んである光景をよく見ますが、モンゴルでは大きなものをよく見かけました。
あれは中学生の時でした、京都・奈良に修学旅行に行った時は、弥勒菩薩など仏像を真剣に見た気がするのですが、年取って行くと落ち着くような気持ちでほっとするようになったのは何故なんでしょうかね?(笑)美しい姿を見せてくれる仏像、果てしなく続く空の中に山と積まれた石積みの塔。どちらも心が落ち着きます。

モンゴル(3)水汲み場

2007-09-03 | 自然
引き続きモンゴルシリーズ・ウランバートル郊外です。
これ、水場の風景ですが、これから水を自宅まで運ぶというのになんとなく楽しそうに見えるのは私だけでしょうか?水を運ぶのはアフリカや世界各地で行われています。日本で水を運ぶ情景なんて見た事がない・・・と考えがちですが、故郷を思い出してください。美しい水場がたくさんあったのが目に浮かびませんか?我々の先輩方はそこから水を運んでいたのだと思います。我が故郷にも「清水」という地名があり湧き水があって学校帰りにその水をガブ飲みしていました。そんな情景は日本中の各地にあったと思いますが、水道が出来て水を運ぶ事がなくなるとその水場というのが寂れてしまうのです。このモンゴルに見られるように水場は社交場というか井戸端会議の場であり、子供の遊び場であります。我が日本もそんな時代がありました。私が10年くらい前に故郷の水場に行った時には子供たちが仲間で水をかけ合ったりして遊んでいましたが、ここ何年かは水場にフタがしてあり子供を見たことがありません。モンゴルの水場じゃ楽しそうな子供たちに会えましたが・・・・少子化なのか、なんとも寂しいもんです。