この風景の左にリフトがあって、中腹までとそこから頂上までリフトに乗って上がって行く人々の姿が見えました。家族連れや、バスツアーの人たち、多分恋人達であろうカップルもどんどん乗車し、上へ行くに従ってその後ろ姿が小さくなって行きます。そんな中先生に引率された小学生や中学生と思われる子供達はジャージで順番待ちです。元気な声が大空に響いていました(⌒-⌒)
この写真はそのリフトの登り口にある小さな池に少しだけ群生していたノハナショウブです。日本では、北海道、東北、四国、九州に、アジアでは朝鮮半島、中国に分布し、水辺や湿原、湿った草原に自生するそうです。(Wikipedia)そんな湿原咲くと言われている花のせいなのか、この車山高原が水に恵まれている象徴のような花に見えました。雲が移動していく陰がくっきりと映し出される草原と、どこまでも深くて青い空に浮かぶ白い雲の合間に立つ水を守る紫の貴婦人にも見えました。どこまでもいいお天気ですが、一時として同じではない高原の表情が僕らの目を釘付けにしていました。