今年も東京のホタルを撮影に行ってきました。
一昨年はとても少なかったけれど、昨年今年とちょっとずつ増え
それにつれて観客も多くなってきました。
ホタル見物デート、とでも言うのでしょうか、カップルも多くなり、
他にも学生の団体さん、主婦の団体さんなども多くなりいい感じ。
土曜日ともなれば家族連れも多く、子供たちの歓喜の声が谷に響きます。
それでも、老齢の方も含め大人の方が多く見に来ている感じです。
ホタルを見ている皆さんは僕を含め、
とても平和で静かな気持ちになっている感じがしました。
きっとそんな「自然の癒し」を求めて皆さん、来るのでしょうなぁ。
今年のホタルはとっても元気で、光が強いのが特徴です。
カメラに向かって飛んでくるとかなり強い光の軌跡が描かれ
なかなかいい。
怖がらずにカメラのレンズにとまった猛者もいました。
ところで、気仙市沼鹿折地区の小川にもホタルが
たった三匹ではあるけれど出現したそうです。
被災されたみんなの心に小さな光を灯したという事でした。
津波が登った小川にホタルとそのエサである「かわにな」が
生き残ったのは奇蹟としか言いようがありません。
毎年ちゃんと夏の訪れを知らせてくれるホタルは
川を綺麗にしている人々や、その川の綺麗さの象徴として、
よく報道されていますが、そのホタルが津波に負けなかった。
ホタルはみんなを平和な気持ちにさせる効果があるように思います。