真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

日々のちょっとした楽しみに・てんてんの書籍買物&萌review♪
ブログ内キーワードは【ブックマーク】からGO!

悪魔よりも怖いのは『悪魔のソネット豪華客船は悪魔と一緒』

2009-07-18 | 読了本review
本日はビーンズの新刊で

栗原ちひろさん『悪魔のソネット豪華客船は悪魔と一緒』
 大悪魔主従をどつきつつも充実した日々を送るジャスティン。
 ところが校長会から難癖をつけられ、学校の命運を賭けて
 古参の学校ともども試験に挑むになり!?

悪魔のソネットシリーズ第3巻

父の失踪に伴い、
奪われていた学校を取り戻し、
契約した大悪魔とその配下を従えつつも、
表ではメイドの仕事、
裏では校長代理の仕事をこなすジャスティン。

なかなか多忙な彼女の前にまたまた難問が
由緒正しい紳士を教育する学校の校長が
臨時とはいえ年端も行かない少女というのは問題と
校長会から難癖がつき、
古参の学校が学力、礼法、スポーツ、軍事訓練で
優劣を競う合同研修への参加を強要されてしまいます

一癖も二癖もある悪魔に引けをとらない
彼女の学校の生徒達が挑むのは
ホテル並みの豪華客船での学力テストとダンス、
降りた島でのスポーツや軍事訓練だったはずでしたが

ジャスティンの父が属した冒険クラブや退魔庁、
レクスを狙うキュリオス等、
今までの絡みも今回からの絡みもミックスされて、
結構バタバタと話が進みます

徐々に話が込入ってきて面白い事は面白いし、
ビーンズらしい柔らか~い感じも書ける事は判りましたが
今までの栗原作品の硬質な硝子細工のような世界を
気に入っていた私としてはちょっと物足りないかな

私の感覚では栗原さんは
金蓮花さんと同じカテゴライズをしたいな

イラストの効果も大きいですね。
新條さんの絵、
嫌いじゃないけど好きでもないので
もっと細い繊細な感じのレーターさんならまた違うかも

渡海さんも失恋龍シリーズは良いけど
ソニアのシリーズはあまり面白くないのと同じ感じ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする