真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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出会った事が不運?!『この愛にひざまずけ』

2010-07-25 | 読了本review
本日はダリアの新刊で

早水しほりさん『この愛にひざまずけ』
 受様は暴力団古峰組の顧問弁護士だった父の跡を継がず、企業弁護士となる
 が、父親が病に倒れた為に組長の幼馴染に顧問弁護士になれと迫られる。
 受様が断ると、彼は受様を監禁・凌辱して仕事も恋人も失わせてしまう!!

ヤクザものの王道?!の強姦、拉致監禁、
弁護士ものの王道な警察との駆引き等、
王道設定盛り沢山な上にHも濃厚な本作は
絶版ノベルズ収録作に加筆修正して、
続編をつけて文庫化した一冊になります

今回は日本有数の広域暴力団の組長に
外資系企業に所属する若手弁護士が
落されるまでとなります。

組弁護士の父を持つ受様は
父と同じ弁護士となりますが、
外資系企業の法務室に務めます。

しかし夏のある日、
受様の父親が心臓発作で入院し、
絶対安静を言い渡されてしまいます。

そこで父親が顧問弁護士をしている
暴力団の若き組長と再会するのですが、
彼が今回の攻様となります

攻様は一人っ子の受様にとって
昔は頼もしい兄のような存在でしたが、

傍若無人でもあった攻様は
受様を自分のペースで振り回し
攻様のおかげで被った迷惑は数え切れずで

社会人になった今となっては
職業上でも関わりを持たない方が
得な相手となっていたので避けて続けていました。

しかし、攻様は昔から
自分に遠慮の無い受様を気に入っていて
未だに受様にちょっかいを出していて
父の入院をきっかけに再び受様に
これ見よがしな接触を図る様になります。

結果、受様は職場を解雇、
マンションも退去させられてしまいます。

怒り心頭に達した受様は
攻様の自宅に殴り込みますが、
受様を待ち受けていたのは強姦された上の監禁

受様の未来はどうなる

暴力団の組長の息子に生まれた攻様は
後継ぎとして一種独特な境遇で育つ中、
攻様に怯むことなく付合っていた受様は
未来への枷を負った攻様にとって唯一
手に入れたいと思った相手だったのです。

まぁ、
組弁護士の父を持つとはいえ、
堅気の受様にとっては
ハタ迷惑この上ない思いなのですが、
一応攻様もソレは考えて…
いたら強姦、拉致監禁はないかもですね

強引さに負けたというか
絆されたというかは紙一重ですが
最後には正式な組弁護士として
攻様と共に進む事を決意するまで
色々とありますが、

ヤクザな攻様にも負けない
受様の切れっプリも結構ツボな一作でした。

来月の次巻もとっても楽しみです
コメント
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