真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

日々のちょっとした楽しみに・てんてんの書籍買物&萌review♪
ブログ内キーワードは【ブックマーク】からGO!

彼の視線の先にいたい『アナタの見ている向こう側』

2010-10-26 | 読了本review
本日はショコラです

火崎勇さん『アナタの見ている向こう側』
 美人で俺様のデザイナーの受様は行き付けのカフェでシェフの視線が気に
 なっていた。その視線は自分が可愛がっている後輩に向けられている事か
 ら、一途な想いを好ましく思った受様は彼の恋を手助けしようするが…

火崎さんのお話は
キャラの秘密とその謎解きが楽しみなのですが
本作は攻様の視線の謎が核なお話です

受様は眉目秀麗で、
昔から成績優秀、スポーツ万能な上
人付き合いも良いのですが、

人の好き嫌いがはっきりした俺様な性格で
王子様的見た目と大きな開き有り過ぎると
歴代の彼女には不評な男でした。

受様自身は自分の性格が悪い事も
その生き方にもポリシーを持っていたので

現在のデザイン事務所ではその性格と才能とで
デキるグラフィクデザイナーとして
悠々自適な生活を送っていました

受様には会社近くにお気に入りカフェがあります。
そのシェフこそ今回の攻様になります

攻様は鋭い眼差しを持つ背のた高く
いつも怒ったような顔つきの男で
裏方に徹していましたが

受様が事務所の新人君と連れ立って訪れると
料理も頼まないうちからいつも新人君を見つめていて
攻様の視線の意味が気になりつつも
新人君にちょっかい出す訳でもないならと
積極的に彼と関わる事は無かったのですが…

ある日、そのカフェで頼んだ料理をほおって
下絵に没頭していた受様を
攻様が責められたのがきっかけで話をして以来
受様の中で攻様への興味が巻き起こります

そして攻様と親しく接するうちに
新人君の写真を大切にしまいこむ攻様の姿に
ソレが自分だったらと思うようになり…

二人の恋の行方はいかに

新人君を見つめるだけの恋をする攻様に
興味を持った受様でしたが
いつかは変わると思っていた攻様の態度が
いつまでも変わらなかった事から
徐々にその変わらなさに惹かれていきます。

二人の恋に
新人君と同僚の恋も絡み合っていて
最後までとっても楽しく読めました

攻様の秘密が解けてから読み返してみると
攻様の言動って新人君に対してじゃなくて
受様に対してだったのね的な言動が散見

判ってみれば納得ですが
攻様は誤解を利用していた面も有りの
結構強かさんなので
今後の受様はちょっとヘタレるかも
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日もオークションで

2010-10-26 | 小説
本日もオークションで品到着

北川あやせさん『つたない恋のゆくえ』
北川あやせさん『執事が誓う純愛』
榊花月さん『待ち合わせは古書店で』

昨日のお品を検索中にヒットしたので頑張ってみました

もうすぐ新刊も出るのに
またまた山を作りはじめています
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする