てんがら川柳5月 皆さんありがとうございました 15名の投稿でした

2021-05-03 | 日記

2021年5月4日(火)5130歩とプールで80分

今朝の桜島、とてもすっきり見えますね。

昨日は降灰が市内の方に 来ていたようですが伊敷団地はあまり

降らなかったようです。

噴煙は絶えず上がっているので、風向きでいつやってくるか分かり

ませんが。

 さて、今日の放送いかがでしたか?以下結果を掲載いたします。

 

てんがら川柳5月 お題 「昔」 15名

★「昔はね」何気なく出る年輪や のびた

いつもの会話に 何気なく出る言葉です

紅:このままでは「そうですか川柳」

⇒何気なく出る年輪の「昔はね」

★いにしえの歴史を学ぶ城の跡 ミルク

城の番組が好きでよく見ますが、城は無くても

色々な説が出て勉強になります

紅:いにしえと歴史は重なりませんか?

⇒いにしえを学ぶ城跡には若葉

★十四(じゅうよん)で見た五輪また東京に リボンの騎士

中学校の教室で見た50余年前の光景を思い出します 

紅:添削もとても難しいです

⇒14だった東京五輪また会える

★忘れても昔のことは鮮やかに 慈恵

施設利用者さんとの傾聴ボランティア風景。

直近のことはすべて忘れても、昔のことは鮮明に覚えて

おいでで饒舌になられ、話しがはずみます

紅:少し変えましょう。

⇒物忘れ昔のことは鮮やかに

★断捨離で母の思い出捨てられず 魔女

40年以上昔母が私に残してくれたものは、処分できない

あけみ:〇助詞を変えてみます。⇒断捨離の母の思い出捨てられず

どちらがいいですかね?お着物かなにかでしょうか。大事になさってください。

紅:断捨離と捨てられず、どちらかにしたいです。

⇒40年母の思い出捨てられず

★ヤジリ石見つけた子らのしたり顔 ゆり

小学校の時、校庭で縄文時代のヤジリ石が見つかったのです

紅:〇すごい昔ですね

★喜寿も過ぎセピア色した七五三 なつめ


古いアルバムの一ページ目が、七歳の振り袖稚児姿の私

「喜寿も過ぎ」という言葉はなくても「セピア色」だけで昔

とわかりますね。コメントにあるように、なつめさん自身の

こととわかる句にしてみては?

⇒アルバムにいるわたくしはセピア色 など

紅:◎わかります。

★若き日の母の写真に我を観る りら

(同じDNAのなせる技でしょうか?^ ^)

あけみ:〇下5の「我を観る」が少し硬いので

⇒若い日の母に似ている目も口も などとしては?

紅:下5が硬いですね うまく添削できませんが

⇒自分かと見まごう母の写真帳

★可愛い子誰が名付けただっこちゃん  あさがお

日焼けして色黒だけど可愛いね。私のあだ名でした

紅:内容がわかりにくいですね 自己満足の句かもしれません

⇒その昔私のあだ名だっこちゃん

★擦り切れた楽譜をめくる父いとし マイラ

ピアニストになりたかった父。手元に残った僅かな

古い楽譜を大切にしつつピアノを弾いていました。

あけみ 〇:素敵なお父様ですね。

⇒擦り切れた楽譜をめくる父が好き

⇒ボロボロの楽譜愛した父でした などとしても。

紅:楽譜だけではピアノが見えません

⇒擦り切れた楽譜と父の古ピアノ

★テイクオフしても全ては君とあり    孟宗竹

コメント 昔とは妻と歩いた50年

コメントも川柳にしてみました。何方でも「昔」入れ

替えてもいいかな?と迷いつつ。

あけみ 元の句から「昔」の題を読み取るのは難しかったです。

コメントの句もいいのですが少し説明っぽいので、

⇒振り返る妻と歩いた50年 などとしては。

紅:自分だけがわかっている句かもしれませんね。

どちらかというと、コメントの句の方がいいかも。

★ご馳走は卵かけめし白ごはん     はなちゃん

白いご飯は特別な日だけ。卵も病気の時でした

紅:昔が見えませんね(笑)

⇒その昔ご馳走だった卵めし

 

★戦あり千人針の赤い糸  チトセ

   

    
出征する兵士のために 残される女たちが無事帰還を

願い一針一針結び目をつけて縫いました。そんな日が

「二度と来ないように」の思いを込めて

紅:◎参りました

★8時だよ皆並んだテレビ前  ひまわり


全員集合を兄弟そろってみたものでした。

あけみ:◎日本国民ならだれでも知っているであろう番組

ですね。上手に昔を表現できました。「皆」はひらが

ながいいかもしれません。

紅:自分だけがわかっている句かな?

⇒8時だよ全員集合見た昔

★今は昔語り続けて皺深い       カエル

今となっては昔話ですが、との話はその人の思い出話で

はあるが同時に当時の日本人の体験であり歴史の一挿話です。

語る人の頬のシワは日本人の歴史が刻みこまれたものと言え

るでしょう

あけみ 〇:下5を変えてみました。

⇒今は昔語り続けて深い皺 

紅:⇒今は昔語り続けて深い皺 

★昔飲み屋今病院をハシゴする   たけじい

身体のあっちこっちにガタが来ている後期高齢者、

診察券はクレジットカードより多し、月に1~2回は

 病院のハシゴをしています

あけみ:言葉を入れ替えてみます

⇒ハシゴした飲み屋が今は病院に  など

紅:対比する作品はよく見ますが、インパクトが薄れます。

⇒若かった飲み屋をハシゴした仲間

 

入選句

断捨離で母の思い出捨てられず  魔女 あけみ選

ヤジリ石見つけた子らのしたり顔 ゆり 紅雀選

若き日の母の写真に我を見る りら あけみ選

擦り切れた楽譜をめくる父いとし マイラ あけみ選

今は昔語り続けて皴深い カエル あけみ選

 

特選

喜寿も過ぎセピア色した七五三 なつめ 紅雀選

戦あり千人針の赤い糸 チトセ 紅雀選

八時だよみんな並んだテレビ前 ひまわり あけみ選


軸吟
昔観た花にたびたび救われる   あけみ

昔からの踊りにすがるウイルス禍   紅雀

 

折句 「れ・き・し」15名

 黎明の気迫に震え史実読む のびた 

 あけみ:◎

 レンゲソウきれいに咲いて写生会 ミルク

  紅:〇

列島で希望のリレー始動する リボンの騎士

あけみ:〇  紅:◎

連綿と君への便りしっとりと 慈恵

 レッツゴー緊張するね新学期 魔女

 あけみ:〇

 恋愛の気の高ぶりにしつけ糸 ゆり

あけみ:〇  紅:〇

 レマン湖の岸辺を巡る写真旅 なつめ

 レモン噛みキリリと香る初夏が来た りら

あけみ:〇  紅:〇

 レンギョウの黄色い並木しっとりと  あさがお 

あけみ:〇

 レモンティー君と一緒に偲ぶ春 マイラ

 連綿と君と過ごした幸せを 孟宗竹

 レンゲソウ君と摘んだね四月春 はなちゃん

 レスキュー隊救命救助使命です チトセ

 0点をきつく叱られしょんぼりと  ひまわり

あけみ:〇   紅:〇

 レッツゴー汽車が夜明けへ始発駅  カエル

 冷淡に拒否されガクッしょぼくれる   たけじい

あけみ:〇  紅:〇

 

入選句

レンゲソウきれいに咲いて写生会 ミルク 紅雀選

列島で希望のリレー始動する リボンの騎士 あけみ選

レッツゴウ緊張するね新学期 魔女 あけみ選

恋愛の気の高ぶりにしつけ糸 ゆり あけみ・紅雀選

レモン噛みキリリと香る初夏が来た りら あけみ、紅雀選

レンギョウの黄色い並木しっとりと あさがお あけみ選

〇点をきつく叱られしょんぼりと ひまわり あけみ 紅雀選

冷淡に拒否されガクツしょぼくれる たけじい あけみ 紅雀選

 

特選句

黎明の気迫に震え史実詠む のびた あけみ選

列島で希望のリレー始動する リボンの騎士 紅雀選

 

6月のお題 お題「箱」折句「あやめ」

締め切りは 5月21日(金)

放送聞きながら、入選句や特選句を入力したので

間違いがあったら教えてください。

アップ後に確認します。

また後で訂正があるかもしれません。

取り急ぎアップします。

 

選者より

紅:折句は皆さんお上手で、甲乙つけがたい感じでした。

全部に○を上げたい気持ちですが、前に全部合格にしたら

叱られたことがありまして、心を鬼にして丸を付けました。(笑)

きっと、あけみちゃんも同じだと思います。

 

今回は二人そろっての放送でした。やはり生の声で

アドバイスいただくのはいいですね。

遠くからおつかれさまでした。

羽坂さん、そして石神・春田両選者先生とも 薩摩川内市から

駆けつけての放送でした。

 

追記 (皆さんのコメントを拝見して)

1ケ月ぶりにコメント欄に皆さんのお便りとてもうれしいです。

今回からコメント欄は開けないでおこうかと思っていました。

でもこうして激励やお礼の言葉に、クシュンとなりました。

選者のお二人は 超お忙しくて毎日が手に取るようにわかるので

このように丁寧に答えていただいていることに感謝です。

(できればもう少し私の手元に早く戻ってきて欲しいのですが)

 

私がパソコンをうまく使いこなせないので、送っていただいた

原稿をそのままうまく移せないのです。フォントや行間が私のブ

ログの企画?に収まらなくて、やり直しばかり。

多分のびたさんが私から持ち帰られても、同じようなご苦労がある

なるべくスムーズに持ち帰られるようにと、そのことも考えながら

放送終了までぎりぎり、作業していました。

放送は私には完全には聞こえていませんが、原稿を頂いているので

できる作業です。(お題も聞き取れす紅雀さんに電話しました)

でも、皆さんのお役に立てた事で報われました。

何よりきちんと文章化して講評いただけたこと、こんな句会はないの

では?耳の不自由な私は勉強会に参加しても、ほとんど聞き取れてな

くて、詠まれた句から何かを学び取るしかありません。

 没句は拙句ではない、てんがら川柳は「コンテスト」ではなく、学

び合うチャンスだと思うようになりました。

率直な感想が聞けるコメント欄であればうれしいです。

 

 

 

 

 

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