我々は貨幣を媒介にして「欲しいもの」を手に入れる社会で暮らして居る。我々が「手に入れたい欲しいもの」に、「価値」と「価格」を吟味して買う買わ無いを決める。「価値」の決定要因は色々謂われるが、中でも「労働量(質も含む)」と「希少性」が俊逸である。然し、此の希少性も大概の場合、希少対象の存在が「過大な労力を掛けても手に入れ難い少なくて珍しいもの」であるとするならば、或る種比喩として其の「価値」は「労働量」と代替を見出せ無いか?
詰まり、社会の中での人の経済活動は、人が欲しい或いは必要とする「要求」と「労働」との二つの根源的要因に依って成り立つと断定出来よう。此の二つの要因が多少複雑に関係し合って我等人間は経済活動をして居るのである。
総ての「欲しいもの」の量に見合って「労働」の量が提供されるならば、総ての人は経済的に満足する。然し、現実社会では総ての「欲しいもの」に見合った「労働量」は提供されて無い。然も、「欲しいもの」と「必要なもの」は必ずしも一致し無い。叉、「欲しいもの」の分配も上手く行か無いのも現実である。如何してか?
此れから、色々の疑問を解き明かして行き、「経済は世の中仕組み次第で如何にでも成る」ことを解き明かして行きたい。
続 く
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