【新型コロナウィルス感染者の情報要求へのほけんじょの対応の拙さ】

　〇〇保健所管轄区域と言っても、此の区域には幾つもの市町村があり、結構広大な地域である。官民一体で、感染拡大を抑えなければならない現状を考えれば、個人を特定し無い範囲で感染を拡大させ無い為には、住民への必要不可欠な情報が必要であることは否め無い。「御上が考えるから住民への情報提供は必要無く、却って混乱させて終う。」との考えを行政側が持って居るなら、住民の不安は極限に達し、行政への不信感を強めて終う。　

『プライバシー権』も「憲法各条項で保障される基本的人権である。」としても、憲法論からすれば、基本的人権も如何なる事情が在ろうとも「国民の福祉」に反するものであってはなら無いのである。法律論からすればこうなるのだ。従って、保健所が「個人情報保護法」を持ち出して、多くの住民の生き死に関わる情報提供を無視する姿勢は許され無い。然し乍ら、罹患者や医療従事者を誹謗中傷して追い込む事例も寡からずある。其れは赦されざる人権侵害行為である。ならば、此れ等の不法行為の慮外者達を懲らしめる手段を、

　感染拡大を抑える情報提供とは切り離し、知恵を絞って此れ等暴挙を辞めさせる手立てを考えるべきである。