法令上では、通常埋設深さは1m以上、ただし300mm以下の下水道管本線以外の線では0.6m以上必要とされています。(詳しくは下記をご参照ください。)
道路法施工令第11条4によれば、「下水道管の本線を地下に設ける場合において、その頂部と路面との距離が3m(工事実施上やむを得ない場合にあっては1m)を超えていることとする。」と規定されています。
また、平成11年3月31日付け建設省通達では、300mm以下の下水道管の埋設について、「下水道管の本線以外の線を、車道の地下に設ける場合は、その頂部と路面との距離は当該道路の舗装の厚さに0.3mを加えた値(当該値が0.6mに満たない場合には0.6m)以下としないこと。」と示されています。
※ 施行令第一二条第四号に規定する本線とは、下水道施設における基幹的な線で、道路の地下に設けるに当たっては道路構造の保全等の観点から所要の配意を要するものを指す。例えば、下水道法施行規則第三条第一項に規定する「主要な管渠」は、概ね本線に該当するものと考えられる。
※ 塩ビ管敷設部は原則現状民地への乗り入れ不可の部分とする。然し、硬質塩ビ管を埋設してして施工する部分は、砂埋め戻しの官側面については完全に砂を突き固め、管の上部及び管底下には所定の厚み(硬質塩ビ管製造会社の技術担当に訊く)の砂で埋め戻し締め固める。
※ 硬質塩ビ管のある製造元の単価表(4m/本)
下水道用硬質塩化ビニル管(本管/取付け管)
1. 円形管
本管形
ゴム輪受口片受け直管(4m/本)☜クボタ
Φ300 ¥ 43,310
Φ350 ¥ 59,430
Φ400 ¥ 75,460
Φ450 ¥ 95,910
Φ500 ¥120,860
Φ600 ¥188,180
プレキャストL擁壁
(御注意)
サイズが1,000以下の場合には、ジョイントは1ヶ所締めとなります。
呼び名 | 寸法詳細(mm) | 参考質量 (kg) |
水抜きの穴の 径及び個数 |
必要地耐力(kN/㎥) | |||||||||
H | B | T1 | T2 | S1 | S2 | F1 | F2 | C | H1 | 一般造成用 | 歩道側壁用 | ||
500 | 400 | 70 | 70 | 60 | 60 | 100 | 100 | – | 300 | 280 | φ55 n=1 (センター) |
31 | 22 |
600 | 500 | 70 | 70 | 60 | 60 | 100 | 100 | – | 300 | 340 | 33 | 24 | |
700 | 550 | 70 | 70 | 60 | 60 | 100 | 100 | – | 300 | 390 | 38 | 29 | |
800 | 600 | 70 | 70 | 60 | 60 | 100 | 100 | – | 400 | 440 | 43 | 33 | |
900 | 650 | 70 | 70 | 60 | 60 | 100 | 100 | – | 400 | 480 | φ55 n=2 (両サイド) |
47 | 37 |
1000 | 700 | 70 | 70 | 60 | 60 | 100 | 100 | – | 500 | 530 | 52 | 42 | |
1100 | 800 | 70 | 70 | 60 | 70 | 100 | 100 | – | 550 | 610 | 53 | 44 | |
1200 | 850 | 70 | 70 | 60 | 70 | 100 | 100 | – | 550 | 660 | 57 | 48 | |
1250 | 900 | 70 | 80 | 60 | 80 | 120 | 120 | 450 | 550 | 740 | 58 | 49 | |
1300 | 900 | 70 | 80 | 60 | 80 | 120 | 120 | 500 | 550 | 76 |
自由勾配側溝を主たる水路として擁壁(施工始点一か所)と点検桝(三か所)で施工。
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