今日本の義務教育が大変なことになっている。誤った平等主義が形を変えて枉がった遣り方で子供の精神を蝕んでいるばかりか、この国の未来まで危うくしているのだ。
今小中学校での科目での成績表の生徒同士の優劣が大変可笑しなことになっているのだ。例えば科目総て100点満点ばかりとっている生徒が居ても、80点平均しか取れなかった生徒より劣位に置かれているのである。
成績表での生徒の優劣は、授業態度やその科目に対する積極的姿勢等も考慮されると言うが、各学科の優劣は飽く迄試験成績で判定すべきである。そもそも試験には “先生の恣意的判断を抑える目的がある”ものだ。
試験以外で成績を判定するのは、“試験の結果が同じ生徒同士の優劣”を“試験以外を考慮して”決めるのが順当な考え方である。
今の儘では、最悪、生徒に対する先生の依怙贔屓で将来を担わさすべき生徒のやる気を潰してしまい、牽いては日本の着実な進歩さえ危うくしかねないことになる。
生徒の人格形成は教育の主たる目的の一つとは言え、是のことの優劣については、科目の成績自体に入れ込むものでなく、成績表の他の記入欄で充分補えるものである。
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