魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【既成の社会システムでは日本人は幸福になら無い。】

2015-05-13 01:07:59 | 半島族
 中国がAIIBに日本を入れたがっているのは、米国を真似て日本から膨大な金を搾り取りたいからである。此処で問題となるのは、今や国賊的な日本の財界である。彼等が自分達の利益の為だけを目的に政界をせっ突いて、多額の国民からの血税を使って、中国に阿ねようと企む危険が在る。日本は間も無く国民総生産でインドやインドネシアに抜かれて国民生産世界第三位から第五位に転落する。此れからは、結局国土か広く人口の多い国々が世界経済で高い地位を占めることに成る。中国はその先鞭である。

 何故、そうなるのか? 金儲け一筋の各国の財界が、それ等のへな猪口の国々が努力し無くとも、勝手に生産技術と外資をつぎ込んでくれるからだ。当事国に与える金の原資は、勿論、それ等の企業が奪うだけで与えることの無い自国民が支払った税金である。

 地球規模の自由経済を今後も推し進めると、世界経済は益々均一化して行く。アベノミクスを成功させるには、日本人の伝統的生活信条等の日本らしさや民族的固執をぶち壊す必要がある。何故ならば、世界経済の均一化は、正しく人類社会の均一化に繋がるからである。であるから、トリクルダウンなど最初から眉唾なのである。それは同時に、国別の富の独占は、赦され無ことに成る。グローバール経済を推し進めようとする政治屋達は殆どそれに気付いて無い様だ。それでは国民にとって、何の為に政治家に国を任したのか分ら無い。また、そのような政治家は誰の為に誰を代表して政治を遣っているのか自覚が在るのか?

 安倍政権は、外国人特区で誤魔化しているが、実質的移民奨励策である。政権は「優秀な外国人を入れて日本の活性化を図る」と言っている。然し、日本人は外国人の助太刀が無ければ、経済の再生が出来無いのか?一番無能な輩は、そんな日本人にしてしまった政治屋である。

 日本は。壊滅的な敗戦にも拘らず、戦後、奇跡的な復興を成し、遂には、奇跡的な経済成長を成し遂げた。何故、日本はこんなことが出来たのか? 此処で、貿易の一国の経済に与える影響を考察してみよう。一国が貿易をする理由は二つ在る。一つは、自国で不足する物品を輸入し、其の為の外貨を稼ぐ為に輸出することである。他の一つは、国内の余剰労働者の雇用を輸出によって造り出すことである。念を押すことに成るが、経済は、より単純に考えた方が正解を得られるのだ。

 グローバル経済での政治は、国内向けの政策すら、一々諸外国から影響を受けることになる。因って、輸出や海外進出での経済振興策は、一国の経済を世界各国に委ねることに成る。更に、自国のみの優位は赦され無い。グローバル経済は、格差も地球横断的に広がるのである。

 国内経済に偏る国で最も大きい問題の1つは、保険ビジネスが配当の一部を払うことが難しいということです。 然し、その困難がグローバル経済のそれより難しいということでありません。資本主義経済では経済の拡大が無ければ、保険事業者の配当金の完済の為に必要な利息は生まれ無い。いずれにしても、此れは大きな問題である。

 今後、世界の中での日本の経済的優位性が大きく減退して行くことは、否め無い。グローバルな外交での日本の発言力は弱まると、海外事業や輸出での優位性は減退して行く。従って、前のめりなグローバル経済への姿勢は、日本経済にとって危険である。国内経済の再構築を確り確立しなければ、国内経済は成立た無く生ってしまう。

海外事業や輸出の縮小減退は、資源の再利用や国内の雇用の拡大によって補わなければなら無い。極論を言えば、経済は仕組み次第で如何にでも成るが、国内経済の仕組みを変えるには、幾つかの条件を克服しなければなら無い。本来日本人が持っていた質実剛健な国民性を取り戻すこととエネルギー資源を如何に多く国内で賄うかは、重要である。

 エネルギー資源としてのマグマ溜り近傍の高熱を利用するマグマ発電の潜在資源量は6TW(6千万MW)に及ぶと見積もられ、これを用いると日本の全電力需要の3倍近くを賄えるだろうと言われている。確かに、手仕事等の労働集約的な生産方法によって作った家庭用品や様々な道具類等は値段が高く成る。然し、それらは確りと出来ているので修理して使えば、一生使える。手作業と言っても、最新技術の製作手段を使うので、昔のようには、価格は高くは無い。こうした経済は何より資源の無駄使いが無く、再生資源の技術を用いれば、資源の輸入量も極小化出来よう。

 注目すべきは、経済的な効率性が、必ずしも人間の生き方を満足させるものとなって無いということだ。さりとて、動力機械を使った重労働からの開放迄も否定はし無い。現代の科学技術も活用して必要なものは、必要なだけ無駄無く生産出来る生産システムは、理想である。それは、人手と先端技術を上手に組み合わせる斬新な社会システムである。

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